
Electro-Voice SENTRY IV
¥328,000(1台、1970年代後)
解説
オールホーン型の3ウェイスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、折曲げホーン型エンクロージャーに収容されています。
中域と高域にはセクトラルホーンを搭載しています。
放射角は垂直方向で60度、水平方向で120度となっており、再生全域にわたって殆ど変化しません。これにより最良聴取範囲が広く、小さなモニタールームや一般家屋での使用にも対応しています。
ドライバーユニットには新設計の専用ユニットを採用しています。
クロスオーバーユニットにはロールオフスイッチを装備しており、1kHz以上を4段階に変化させる事ができます。
マルチアンプ駆動に対応しています。
マルチアンプ駆動時はウーファーとミッドレンジの間は12dB/oct以上のものを使用し、クロスオーバー周波数は400~450Hzの使用を推奨しています。12dB/octのネットワークを使用する場合はウーファーのみ他とプラスマイナスを逆に結線します。
ロールオフスイッチをNo1ポジション(フラット)にした場合は最大許容入力は50Wとなります。No2では80W、No3では125Wとなり、No4ではツィーターのハイエンドは殆ど無入力となるため最大許容入力も増大します。
いずれの場合でもオートシフタのついていないテープデッキで通常の音量レベルのまま早送りをするのを避けるようにして下さい。早送り時には高音域のスペクトラムが異常に大きくなり、ツィーターを破損する場合があります。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・オールホーン方式・フロア型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型x2 中域用:ホーン型 高域用:ホーン型 |
周波数特性 | 40Hz~18.5kHz |
出力音圧レベル | 104dB/W |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 50W(RMS、ロールオフスイッチ・フラットポジション) |
クロスオーバー周波数 | 400Hz、3.5kHz |
外形寸法 | 幅705x高さ1,289x奥行524mm |
重量 | 67.2kg |
オプションパーツ | SRK:専用キャスター、取付金具。 SPK:コーナープロテクタ、滑車、移動用把手 STR:ツィータープロテクタ(過大入力からの保護装置) |