
ELAC Miracord 10H
価格不明(1964年頃)
解説
自動演奏機能を搭載したレコードチェンジャー。
レコードは標準サイズで10枚までセットできます。
レコードの切換えにはレコード盤が垂直降下する方式を採用しています。また、停止時に特殊制動装置が動作するため、スムーズなレコード掛け替えが可能です。
機構駆動部分に特殊ナイロンギアを採用することで滑らかな動作を実現しています。
駆動モーターには外周回転式ヒステリシスモーターを採用しています。
これによりフライホイール効果が増大され、回転ムラの軽減や、大きな回転トルクを得ています。
4スピードに対応しており、切換えにはスイッチ式のセレクトボタンを採用しています。
トーンアームは常時使用するレコードの枚数に応じて高さの調整が可能です。
ピックアップ部はプラグイン式を採用しており、取り外しが可能です。また、針圧調整はカウンターバランスと付属の簡易針圧計を併用して調整する方式となっています。
輸送時にカートリッジを保護するため、アームロック装置を搭載しています。
手動式の演奏も可能となっています。
停止中は自動的にモータープーリーからアイドラーが切り離される設計となっています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
カートリッジ | STS-322D |
針先 | ダイヤ針 |
針圧測定用簡易計測器 | 2、4、6g目盛り |
回転数 | 16 2/3、33・1/3、45、78 |
レコードサイズ切換スイッチ | 17cm、25cm、30cmおよび停止 |
レコード蓄積 | 10枚、18mm |
付属 | オートチェンジャー用レコード軸 シングル演奏用レコード軸 |