オーディオの足跡

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Mark-VIの画像
 解説 

基本的で優れた回路を可能な限り簡素化して採用した管球式モノラルパワーアンプ。

Mark-VIは完成品とキットが発売されました。

回路には特性の揃った高信頼管8417によるパラレルプッシュプル回路を採用しています。
複合真空管7199の五極管部で電圧増幅された信号は三極管部に直結し、位相反転され、出力管8417に正確にバランスのとれたドライブ電圧を供給しています。

出力トランスには超大型コアに多層平衡分割サンドイッチ巻きを採用しており、平衡度が高く、巻線間の分布容量は少なく、特性の優れた出力トランスを実現しています。
出力トランスと出力管との接続にはウルトラリニア接続を採用しています。出力トランスの一次巻線に中間タップを設け、これに出力管のスクリーングリッドを接続する方式によって五極管並の出力と三極管並の低歪率特性を両立しています。

パワーとバイアス値を監視出来るパワーメーターを搭載しています。
感度は0、-6dB、-12dBの3段切換で行えます。

フラットとローカット(70Hz、-6dB/oct)の2組の入力端子に加え、キャノンプラグにも対応しています。

購入者には名前を銘機したオーナープレートがもらえました。

機種の定格
型式 管球式モノラルパワーアンプ
実効出力 120W
高調波歪率 1%以下(120W出力時)
混変調歪率 1%以下(120W出力時)
出力帯域幅 20Hz~15kHz -1dB(120W出力時)
周波数特性 10Hz~40kHz +0 -1dB(1W出力時)
入力感度 1.6V(120W出力時)
入力インピーダンス 50kΩ
SN比 95dB以上
ダンピングファクター 14(1kHz)
付属機構 出力メーター(3段階感度切換)
入力レベルコントロール
バイアスアジャストメント
外形寸法 幅483x高さ222x奥行267mm
重量 25kg