解説　

KT88プッシュプル構成の管球プリメインアンプ。

IA21では出力管の差し替えとスイッチの切替でKT88とEL34を選択して楽しむ事が可能です。

新開発のオートバイアス回路を採用しています。
この回路は出力変動やアンプの温度上昇、真空管の経年変化に応じてバイアス値を自動的に最適値に保つ機能となっており、ペアーチューブが必要無く、しかも手動のバイアス電圧調整作業が不要なメンテナンスフリーを実現しています。

位相反転管、ドライバー管には6SN7(GT管)を採用しています。

カスタムメイドの電源トランスと出力トランスを採用しています。

ボリュームには精度の高い抵抗器を用いた24ステップアッテネーターを採用しています。

内部配線は手配線となっており、基板配線を使用していません。
これにより各パーツが独立した振動モードを持ち、振動が相互に干渉し合う事が少なく、真空管アンプの持つ音質を引き出しています。

外観は多層のポリエステル黒色ピアノラッカー仕上げが施されています。

機種の定格

型式	管球式プリメインアンプ
出力	50W+50W(8Ω)
周波数特性	4Hz～80kHz ±0.3dB(1W出力時) 9Hz～52kHz ±1dB(40W出力時)
ノイズ	-90dB
最大ゲイン	30dB
歪率	0.05%(1W時) 0.20%(10W時) 1.00%(50W時)
入力端子	4系統(RCA入力のみ)
出力端子	4Ω、8Ω オートバイアス機能付き EL34-KT88切替可能
ボリューム	24段階ステッピング式
使用真空管	6SN7:4本 KT88:4本
消費電力	230W
外形寸法	幅430x高さ203x奥行422mm
重量	25kg