
Dual CS505-3
¥85,000(1988年頃)
解説
ULM型トーンアームやフローティング構造などの技術を搭載したセミオートベルトドライブプレイヤー。
ターンテーブル部には16極シンクロナスモーターを用いたベルトドライブ方式を採用しています。
トーンアーム部にはULM(ウルトラ・ライト・マス)型トーンアームを搭載しています。
このアームは上下左右方向に対して4点支持のジャイロ構造を持つ上級機の技術を継承しており、その構造をより簡素化することで軽量化に成功しています。
針圧方式にはスプリング・テンションを用いたダイナミックバランス型を採用しています。また、アームの共振による音のカラーレーションを防止するため、アームパイプとバランスウェイトを分離させた構造を採用しています。
キャビネットの構造はトーンアームとモーター、ターンテーブルを剛性の高い一枚のボードに取り付けた一体成型構造となっています。このボードは防振効果を高めた専用スプリングを介してキャビネットからフローティングされています。
この構造により、大きなショックがかかってもターンテーブルとトーンアームの相互関係は均一に保たれ、ハウリングや針飛びなどを防いでいます。
操作部にはセミオート方式を採用しており、レコードプレイが終了するとアームがリフトアップし、モーターが停止します。
さらにターンテーブルが停止している場合はアームはリフトアップされたままとなり、操作に不慣れな人でも針先を痛める心配がありません。
12%のピッチコントロールが可能です。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
駆動モーター | 16極シンクロナスモーター |
回転数 | 33、45rpm |
ワウフラッター | 0.035%w.rms以下 |
SN比 | 75dB以上(DIN) |
外形寸法 | 幅440x高さ138x奥行368mm |
重量 | 6.2kg |