Dual 701
¥165,000(1970年代前半頃?)
解説
電子制御ダイレクト・ドライブモーターを採用したレコードプレイヤー。
モーター自身がレコード速度で回転するダイレクト・ドライブ方式を採用しています。
独自のフィードバック回路により、回転速度を一定に保っており、DCモーターなため、電源電圧や周波数の変動による影響を防いでいます。
さらに、フィールドコイルの2重構造により、回転磁場の連続パルスを相殺して、回転ムラと振動トラブルを抑えています。
トーンアーム部にはデュアル独自の4点ジンバルで、水平摩擦0.015g以下に保持されており、0.25gの超軽針圧で確実なトレースを実現しています。
また、バランスウェイトに内蔵された特殊な共振フィルターによって、駆動系からの共振とカートリッジへの干渉を排除してます。
カートリッジには、市販のM15E Superと同等かそれ以上の性能を持つ、デュアル701専用モデルのオルトフォンM20Eが採用されています。
ターンテーブルは、DD方式のためモーターのローター部と一体化されており、安定した回転を実現しています。
機種の定格
| 型式 | レコードプレイヤー |
| 駆動方式 | 電子制御ダイレクト・ドライブ |
| モーター | 超低速DCモーター(EDS1000) |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm、電子調整 |
| ストロボ | ストロボディスク内蔵 |
| ワウ・フラッター | ±0.03%(DIN 45507) |
| トーンアーム | 有効長222mm 共振メカニカルフィルター内蔵 |
| オーバーハング | 5mm調整可能 |
| 針圧調整 | 直読式ダイアル、0g~3g可変 |
| オート機構 | シングルプレイ、フルオート |
| ケース | Dualオリジナル ベース:CK22 カバー:CH6 |
| カートリッジ | Ortofon M20E |
| 外形寸法 | 幅420x高さ147x奥行365mm |
| 重量 | 10.9kg(ケース付) |