Dual 1219
¥59,900(1970年代前半頃?)
解説
プロフェッショナル級ターンテーブルの設計基準に手動/自動の機能と操作性をもりこんだオートターンテーブル。
1219は通常のプレイヤーと同じように手動式ターンテーブルでの使用が可能です。
また、自動式にレコードを一枚だけ演奏するシングル/プレイターンテーブル、自動的にレコードを連続6枚演奏するマルチプレイ・ターンテーブル、同じレコードを繰り返し演奏するリピートプレイ・ターンテーブルとしての使用も可能です。
軽合金ダイキャスト製のターンテーブルを採用しています。
ターンテーブルの中心にはDual独特のシングルプレイ・スピンドルを備えており、ターンテーブルの回転とともに回転することでレコードのセンターホールとの摩擦がなく、確実な演奏が可能です。
ジャイロジンバル方式のダイナミックバランス型トーンアームを装備しています。
このアームには直読式の針圧調整機構を搭載しています。
モードセレクターを搭載しており、シングル演奏とマルチ演奏にかかわらず、ヴァーティカルアングルを常に15゜に保持させることができます。
針の太さと円錐針/楕円針の種類によって連続的に可変調整できるアンチスケーティング機構(インサイドフォースキャンセラー)を搭載しています。
オイルダンプ式のアームリフター(キューコントロール)を搭載しています。
30/25/17cmの3種類のレコードサイズセレクターを搭載しています。
フィンガーの前後操作で着脱できるヘッドシェルを装備しています。
駆動モーターにはシンクロナス・コンティニュアス・ポールモーターを採用しています。
ピッチコントロール機能を搭載しており、ターンテーブルの3つの標準スピードを約半音調整できます。
キャビネット部は別売でした。
1219では、カートリッジシェルやスピンドルが前蓋に収納できる豪華版キャビネットDB-31や、従来のキャビネットDB-3+DCOV-3が使用できます。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
モーター | シンクロナス連続ポールモーター |
ターンテーブル | 30.5cmアルミダイキャスト製、3.1kg |
スピード | 33・1/3、45、78rpm |
スピード調整 | ピッチコントロールにより6%可変可能 |
ワウ・フラッター | ±0.06%以下(DIN45 507による) |
トーンアーム | エクストラロング・パイプアーム |
トーンアーム支持 | 4点ジンバル(ニードルベアリング) |
トラッキングエラー | 1゜30'以下 |
カートリッジ取付 | 着脱可能専用シェルによる1g~12gのカートリッジ(標準規格)は取付可能。 |
針圧調整 | 直読ダイヤル式、0~5.5g可変 |
アンチスケーティング機構 (インサイドフォースキャンセラー) |
円錐・楕円針別直読式ダイヤル (針圧、針の太さによって変化させる) |
キューコントロール(アームエレベーション) | シリコンダンプ |
重量 | 6.8kg |
別売 | 専用キャビネット DB-31(¥9,500) キャビネット DB-3+DCOV-3(¥7,000) |