DIATONE X-10
¥114,800(1980年発売)
解説
デッキレシーバーに縦型レコードプレイヤーを一体化したセットアップコンポの一体型ステレオシステム。
レコードプレイヤーを縦型とした事で、横幅46cm、奥行24.5cmのスリム化を実現しており、本棚にもおけるデザインとなっています。
スピーカー部は別売りとなっていました。
レコードプレイヤー部
レコードプレイヤーにはリニアトラッキング方式を採用しています。
操作は電子制御によるフルオートとなっており、レコードをセットすれば後はボタン操作で行えます。
カセットデッキ部
カセットデッキ部はメタルテープに対応しています。ノイズリダクションシステムとしてドルビーシステムを搭載しています。
頭出し機能を搭載しており、曲間の無録音部分を読み取る事で最大前後9曲の頭出しが可能です。
モーターの力を利用するソフトタッチオペレーションを採用しており、軽快なボタン操作やワンタッチ録音を実現しています。
チューナー部
FM/AM共に3局までプリセットが可能です。
インジケーターを採用したチューニングメーターを装備しており、指針が正しい同頂点に合うと指針中央にあるランプが点灯し、一目で同調した事を確認できます。
アンプ部
マイクミキシング機構を備えており、別売りのマイクを接続する事でミキシングが可能です。
トーンコントロールを搭載しています。
セレクター表示部にはマーク付きのインジケーターを装備しており、一目で確認できます。
機種の定格
| 型式 | ステレオシステム |
| <アンプ部> | |
| 定格出力 | 32W+32W(EIAJ、歪率5%) |
| 高調波歪率 | 0.1%(25W出力時、1kHz) |
| 入力感度/インピーダンス | Aux/TV:150mV/30kΩ Mic:1.5mV/10kΩ |
| トーンコントロール | Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
| <チューナー部> | |
| 受信周波数 | FM:76MHz~90MHz AM:525~1,605kHz |
| 実用感度 | FM:2.0μV/11.2dBf AM:300μV/m(IHF) |
| S/N比 | FM:72dB(stereo) AM:50dB |
| イメージ妨害比 | FM:55dB AM:40dB |
| IF妨害比 | FM:75dB |
| 高調波歪率 | FM:0.3%(stereo) AM:0.2%(mono) |
| ステレオセパレーション | FM:40dB以上 |
| <プレイヤー部> | |
| 形式 | 電子制御フルオートリニアトラッキング方式 |
| モーター | DCサーボモーター |
| 駆動方式 | ダブルフライホイール・ベルトドライブ |
| ワウフラッター | 0.06%以下(WRMS、JIS) |
| S/N比 | 65dB(DIN-B) |
| ターンテーブル | 30cmアルミダイカスト製 |
| トーンアーム | スタティックバランス・ストレートパイプアーム |
| カートリッジ | インテグレーテッドタイプMM型 |
| 交換針 | 3D-45M |
| <カセットデッキ部> | |
| トラック形式 | 4トラック・2チャンネル |
| モーター | DCサーボモーター |
| ワウフラッター | 0.07%以下(WRMS) |
| ヘッド | 録再:ハードパーマロイ 消去:フェライト |
| テープ速度 | 4.8cm/s |
| 早送り・巻戻し時間 | 105秒(C-60) |
| 周波数特性 | ノーマル:30Hz~13kHz スペシャル:30Hz~16kHz メタル:30Hz~16kHz |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 75W |
| 外形寸法 | 幅460x高さ585x奥行245mm |
| 重量 | 17.5kg |
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