- DIATONE DS-A7
- ¥94,000(2台1組、1995年2月発売) 
解説
ダイヤトーン工房50周年記念作品の第3弾として、DS-A3型の基本設計を踏襲して設計されたスピーカーシステム。
            
            低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
            振動板にはニューアラミッド・ハイブリッドFRPを採用しています。この振動板は高剛性と適度な内部損失を持つ有機繊維アラミッドと、従来より約15%の高剛性化を実現したアモルファスシリカをイントラプライ構造としたもので、素材の強さやしなやかさによって高品質な低音再生を可能にしています。
            
            高域にはアラミッドコーンを用いた4cmコーン型ツィーターを搭載しています。
            
            ネットワーク部はDS-A3の設計思想を継承しており、各ユニットのエネルギーバランスを最適にするようチューニングを施し、伝達ロスを最小限に抑えるために圧着ワイヤリングを採用しています。
            また、積層オリエントコアの低歪コイルなどの透明度の高いパーツを採用しています。
            
            エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
            バスレフ開口部は大型の長円ポートとし、内部は折り曲げ角ポートとして設計されています。また、コントラバスの最低音である42Hzまで再生できるよう40Hz台にチューニングしています。
            バッフルは板厚を大型スピーカーなみの42mmとしており、不要共振を抑制しています。また、バッフルに大きな丸みを与えた2サイド・ラウンド・バッフル・エンクロージャーとすることで音波の回折現象による音質劣化を抑えています。
            
            入力端子にはバナナプラグにも対応した金メッキ端子を採用しています。
            
            別売りで専用のスピーカースタンドがありました。
            このスタンドは低めのソファに座った時に丁度良い高さになるよう設計されています。
			
機種の定格
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁タイプ(EIAJ) | 
| 使用ユニット | 低域用:16cmコーン型 高域用:4cmコーン型 | 
| 定格インピーダンス | 6.3Ω | 
| 再生周波数帯域 | 39Hz~40kHz | 
| 出力音圧レベル | 85dB/W/m | 
| クロスオーバー周波数 | 1.5kHz | 
| 最大入力 | 150W(EIAJ) | 
| 外形寸法 | 幅256x高さ410x奥行277mm ネット付奥行:300mm | 
| 重量 | 11kg | 
| 付属 | ネットグリル OFCケーブル(4mx2本) | 
| 別売:スピーカースタンド DK-A7(2台1組、¥32,000) | |
| 外形寸法 | 幅285x高さ490x奥行320mm | 
| 重量 | 5.2kg |