オーディオの足跡

PR:DIATONEの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

DS-33Dの画像
 解説 

2ウェイで初めてD.U.D.構造を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。

低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには周辺部に厚みを持たせると共にコルゲーションの形状を新しくした高密度成型コーン振動板を採用しています。また、肉厚のアルミダイカストフレームを採用することで共振を排除しています。

高域には5cmセミドーム型トゥイーターを搭載しています。
このトゥイーターにはD.U.D.(DIATONE Unified Diaphragm)を採用しており、ダイヤフラム外周を円筒状に成型してボイスコイルボビンと一体化することで接着による剛性低下を押さえ、高域共振周波数を可聴帯域外へ追放しています。また、高音域の減衰が少なく入力信号に対する応答性を大幅に改善しており、さらにボイスコイルの熱をダイアフラムに直接伝道することで温度上昇によるボイスコイルの導体抵抗増加を防ぎ、耐入力特性を向上しています。

DS-33Dに採用されたトゥイーターは、2ウェイ用として、バックキャビティを大きく取る事でfoを下げており、さらにダンパーについても工夫が加えられています。これによりトランジェント特性に優れた再生音を実現し、特に中高音域のクオリティを向上させています。
また、フレームには十分な肉厚と頑丈な構造を持つアルミダイカストフレームを採用しており、フレーム自体の固有振動を抑えています。

ネットワーク部のコイルと配線材には直流抵抗の少ないOFC(無酸素銅線)を使用しています。さらに、ラグ端子板を採用することでワイアリングによる素子間の直流抵抗を軽減しています。

高域用として3ポジション切換式のレベルコントロールを搭載しています。

フロントバッフルのユニットレイアウトはトゥイーターを内側に配した左右対称形となっており、高音域の指向性を向上させています。また、バスレフダクトにはエルボー(折曲げ)構造のパイプを採用しており、中音域にかけての輻射を低減しています。
エンクロージャーはダイヤトーン独自の振動解析技術を用いて設計されており、剛性の高い分散共振構造となっています。そして、接合構造には板と板とを噛み合せるように組む強固な包留めホゾ接ぎを使用し、さらに適所に補強材を配して共振モードを分散させ、箱鳴り現象を防いでいます。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:25cmコーン型
高域用:5cmコーン型
公称インピーダンス
再生周波数帯域 45Hz~30kHz
出力音圧レベル 90dB/W/m
クロスオーバー周波数 1.5kHz
レベルコントロール 高域:3ポジション(1.5kHz~30kHz)
最大入力 60W
外形寸法 幅300x高さ540x奥行315mm
重量 12.5kg