
DIATONE DS-181S/DS-181W
¥29,800(1台、1981年発売)
解説
2ウェイ・3ウェイ切替方式を採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。
DS-181は前面バッフル板のイルミネーてっどON-OFFスイッチによって2ウェイと3ウェイの切替が可能です。
ONにするとスーパーツィーターが動作して30kHzまでの再生が可能となります。スイッチをOFFにすると2ウェイになりソフトな音質となります。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットはエッジ部には新開発の特殊ゴム系エッジを採用しており、従来に比べて適度なコンプライアンスを持ち、優れた復元性を実現することで歪を大幅に低減しています。
高域には5cmコーン型ツィーターを搭載しています。
ツィーターのチャンバー内にはオリフィス構造のサブフレームが取り付けられており、チャンバー内の残響を少なくしてトランジェント特性を改善しています。
超高域には高純度アルミニウムダイアフラムを用いた1.6cmドーム型スーパーツィーターを搭載しています。
ネットワーク部には無酸素銅コイルを採用しており、コイル自身の直流抵抗を軽減することによって低歪化を図っています。
エンクロージャーのユニットレイアウトには左右対称形を採用しており、ツィーターの指向性を向上させています。また、内部方式にはエルボー(折曲げ)構造のパイプを用いた本格的バスレフ設計を採用しています。
エンクロージャーには板厚15mmの素材を使用しており、補強棧を不均一に分散配置した分散共振型エンクロージャーを採用することで箱鳴り現象を防止しています。
外観には2種類のバリエーションがありました。
DS-181Sはシルバー仕上げのエンクロージャーと、エクスパンドメタルグリルを用いたネットグリルを採用しています。また、DS-181Wはウッド仕上げとなっており、ウーファーユニットにも保護ネットを装備しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ/3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:5cmコーン型 超高域用:1.6cmドーム型 |
定格インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 45Hz~30kHz |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 2kHz、10kHz |
最大入力 | 60W |
外形寸法 | DS-181S:幅260x高さ460x奥行246mm DS-181W:幅260x高さ460x奥行250mm |
重量 | DS-181S:9.6kg DS-181W:9.2kg |