オーディオの足跡

PR:DIATONEの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

DS-1000の画像
 解説 

スピーカーづくりの原点に立ち戻り、ユニット構造そのものから見直して開発されたニューコンセプトのスピーカーシステム。

低域には27cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはハニカムコーンを採用しています。これは高抗張力ポリアミド繊維をスキン材としたハニカムカーブドコーンで、従来はコーン状にすることすら困難だったハニカム振動板をダイヤトーンの技術力でカーブドコーンに成形しています。これにより従来のストレートコーンに比べて高域再生周波数を広く設定できると同時に高域共振ピークを低く抑え込んでいます。
フレーム部にはDMM(Direct Magnet Circuit Mount)方式を採用しており、磁気回路を含むユニット全体を強固なアルミダイカストフレームで後方から押し付けるように包み込み、キャビネットで強力に支持しています。これにより入力信号による磁気回路自身の振動を抑制し、高解像度化を実現しています。

中域には5cmドーム型ミッドレンジを搭載しています。
振動板にはDUDボロンドームを採用しています。DS-1000に使用されているボロンは従来のものよりボロン拡散成長をより強力に改良しており、結晶成長ボロンによってチタン母体のボロン化をより一層推し進めています。これによりボロンの剛性と相まって金属チタンの固有音を抑えています。
また、フレーム部にはDM(Direct Mount)方式を採用しており、磁気回路のプレートとユニット自身を支持するマウント用フレームを一体化させたモノコック構造とすることで、剛性を高めて振動を抑え、入力エネルギーを損失なく振動板に伝達し、再生音のハイスピード化を実現しています。さらに振動板周辺フレームからの反射を防止するためダンピングシートを装着しており、再生音のSN比向上を図っています。

高域には2.3cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはミッドレンジ同様にDUDボロンドームを使用しています。DS-1000のツィーター用振動板はボビン部を短縮化させることで高速応答性を高め、より優れた高音域再生を実現しています。

ネットワーク部には低歪ネットワーク回路を採用しています。
また、アッテネーター回路を廃止することで固有共振などの電気的・機械的要因を排除し、再生音のSN比向上を図っています。

エンクロージャーには密閉方式を採用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:27cmコーン型
中域用:5cmドーム型
高域用:2.3cmドーム型
定格インピーダンス
再生周波数帯域 35Hz~40kHz
出力音圧レベル 90dB/W/m
クロスオーバー周波数 600Hz、5kHz
最大入力 100W(EIAJ)
外形寸法 幅360x高さ625x奥行325mm
重量 27kg