DIATONE DA-U880
¥59,800(1983年頃)
解説
DCサーボ方式を採用したプリメインアンプ。
コントロールアンプ、パワーアンプそれぞれにDCサーボ回路を採用。初段にはFETを用いています。これにより、超低域から高域にいたるまでクリアな音質を実現しています。
高域特性を改善するため、スルーレートを向上。出力信号が1μ/secの間に100Vまで立ち上がるハイスピードアンプとし、ワイドレンジ化を実現しています。
コントロールアンプとしての性能向上を目指し、イコライザー回路を重視しています。
独自の方式により低域から高域まで一定のNFをかけ、安定度、音質を向上させています。
さらに定電流ドライブで複雑な配線の影響を抑えています。
スイッチによりイコライザーアンプのゲインが切換えられ、MCカートリッジに対応しています。
ピークレベルを前面にある蛍光表示管で表示しています。
アクティブフィルターをHigh、Lowの両音域に採用。コイルを使わずシャープな特性を得て、希望の帯域だけを確実にカットすることが可能になっています。
CR回路の影響をなくし周波数特性をフラットにするためトーンディフィート回路を採用し、トーンコントロールでの音質劣化を防いでいます。
録音セレクターを独立することで、レコードを聴きながらFM放送を録音することが可能です。
A、B、A+Bのスピーカーセレクターを採用しています。
さらに、スピーカー保護回路を内蔵し、過電流、直流電圧を検知して警告表示灯で知らせます。
機種の定格
型式 | DCサーボ構成プリメインアンプ |
出力(10Hz~20kHz、THD 0.008%) | 55W+55W(8Ω) |
全高調波歪率(定格出力、8Ω) | 0.008% |
出力帯域幅(IHF 0.1%歪、8Ω) | 5Hz~100kHz |
入力感度/インピーダンス | Phono MC:70dB Phono MM:86dB Tuner、AUX、Play:120dB |
電源 | AC100V 50Hz/60Hz |
消費電力 | 150W |
外形寸法 | 幅427x高さ135x奥行397mm |
重量 | 10.5kg |