DENON TU-920
¥34,800(1985年頃)
解説
デジタルシンセサイザー方式を採用したFM/AMチューナー。
水晶発振の精度で同調していくクォーツロック・シンセサイザー方式を採用しており、PLLの比較周波数を可聴帯域外の25kHzに設定するとともに、周波数表示回路からのノイズを抑えたスタティックコントロール方式を採用するなど、オーディオ帯域dねおビートやノイズを解消してSN比を改善しています。
FM/AMの切替なしに8局をダイレクトに呼び出せるワンタッチランダムプリセット選局機能を搭載しています。
また、オートスキャンにより電波を自動的に探し出して同調するオート選局、マニュアルスキャンにより微弱な電波の放送局も受信できるマニュアル選局、電源ON時にOFF前の局を呼び出すラストチャンネルメモリー選局など、4種類の選局方法を搭載しています。
フロントエンド部は、アナログ式では4連相当のバラクタ・ダイオードを使用し、入力部にはデュアルゲートMOS
FETを採用しています。
また、トータル・クォリティを左右するIF段は、定振幅・定遅延特性のセラミックフィルターを採用し、さらに、ステレオ時に発生するノイズを除去するアンチバーディフィルターの採用などにより、妨害排除能力を向上させています。
良好なレベルの受信状態を示すクォリティインジケーターを搭載しています。
AMチューナー部は、9kHzのビート障害を排除する3端子型高選択度セラミックフィルターとコイルを採用してます。また、電界性ノイズに強いローインピーダンス型ループアンテナを採用しています。
ブラックとシャンペンゴールドの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| アンテナ端子 | 75Ω(ターミナル式) |
| 実用感度 | 0.9μV/10.3dBf |
| S/N50dB感度 | stereo:21.5μV/37.9dBf mono:1.8μV/16.4dBf |
| イメージ妨害比 | 80dB |
| IF妨害比 | 90dB |
| AM抑圧比 | 60dB |
| 実効選択度 | 65dB(±400kHz) |
| キャプチャー比 | 1.0dB |
| 周波数特性 | 20Hz~15kHz +0.2 -1.6dB |
| SN比(ウェイトA) | stereo:80dB mono:84dB |
| 全高調波歪率(1kHz) | stereo:0.08%(90%変調時) mono:0.05%(100%変調時) |
| ステレオセパレーション | 50dB(1kHz) |
| 出力レベル | 0.6V(100%変調時) |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 522~1,611kHz |
| アンテナ | ターミナル式、ループ形アンテナ付属 |
| 実用感度(S/N20dB) | 18μV |
| 選択度 | 50dB(±9kHz) |
| イメージ比 | 45dB |
| SN比 | 55dB |
| 全高調波歪率 | 0.3%(1kHz) |
| 出力レベル | 0.2V(30%変調時) |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 8W |
| 外形寸法(ツマミ、脚、端子含む) | 幅434x高さ66x奥行281mm |
| 重量 | 3.3kg |