オーディオの足跡

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SC-T55SGの画像
 解説 

55SGシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。

55SGシリーズはヨーロッパのサウンドデザイナーとDENONのスピーカー技術陣が共同で開発しており、日本とヨーロッパにおいて度重なる試聴を繰り返してサウンドチューニングが施されています。

低域には13cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはCXシリーズにも採用されたD.D.L.(DENON Double Layer)コーンを採用しており、エッジの共振によって悪影響を及ぼさないよう設計された2層の振動板によって広い帯域にわたって正確なピストンモーションを実現しています。振動板素材にはグラスファイバーを採用しています。
また、SC-T55SGでは2個のウーファーによるP.P.D.D.(Push-Pull Dual Drive)方式を採用しています。この方式では各ウーファーのエッジを逆向きに装着しています。これによりシングルウーファーに比べて振動板面積あたりの駆動力を大きく向上させながらスピーカー駆動時に発生する高調波歪を2個のスピーカーで打ち消し合って低減しています。

高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットではベンチレーションホールを設けており、ボイスコイル等からの熱によるツィータードーム内のエアー熱膨張を防ぐことで振動板のセンタリングを保っています。

各ユニットのフレームには非磁性体アルミダイキャストを採用しています。また、表面に焼付塗装を施す事で固有の鳴きを低減しています。

ネットワーク部は均一な音圧と位相レスポンスを重視して設計されています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
外観は天然木の突板仕上げとセミグロス塗装が施されています。

バイワイヤリング接続に対応した金メッキ真鍮削り出しスピーカーターミナルを採用しています。
また、ジャンパー線にはAK-2000を採用しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(JEITA)
使用ユニット 低域用:13cmコーン型x2
高域用:2.5cmソフトドーム型
再生周波数帯域 30Hz~60kHz
インピーダンス
平均出力音圧レベル 87dB
最大許容入力 200W(PEAK)
100W(JEITA)
クロスオーバー周波数 2kHz
外形寸法 幅242x高さ982x奥行311mm(台座含む)
重量 16.0kg
付属 スピーカーケーブル(3m)