
DENON SC-T555SA
¥30,000(1台、2000年10月発売)
解説
新開発のスーパーツィーターを搭載し、次世代オーディオへの対応を図ったスピーカーシステム。
低域には12cmコーン型ウーファーを2個搭載しており、P.P.D.D.Parallel方式で駆動しています。
P.P.D.D.PARALLEL方式では上下にセットされたウーファーの片方のエッジを逆向きに装着することで高調波歪をお互いに打ち消し合って解消しており、歪が少なく量感に溢れた低音再生を実現しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットの磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。
超高域には2cmドーム型スーパーツィーターを搭載しています。
振動板には軽量で弾性に優れたナストロン振動板を採用しており、120kHzの超高域までの再生を実現しています。
また、このユニットにもネオジウムマグネットを磁気回路に採用しています。
各ユニットのフレームには非磁性体フレームを採用しており、磁気回路への影響が無く、音の濁りを低減しています。
ネットワーク部には指向性に注目した新設計クロスオーバーネットワークを採用しています。
この回路ではマルチチャンネル再生においてスイートスポットを大きくするため、広域で均一な指向特性を実現する設計となっています。これによりマルチチャンネルスピーカーのセッティングが容易な上に多人数での視聴においても一人ひとりがマルチチャンネルオーディオを楽しめます。
ネットワーク部品にはOFCケーブルや高域特性に優れたフィルムコンデンサ等を採用しており、特性と聴感の両方からチューニングをしています。
フロントバッフルには厚さ21mmの高剛性材を採用しています。また、形状をラウンド形状とすることで回折効果による音質への影響を抑えています。
エンクロージャーには厚さ18mmのMDFを採用しています。
入力端子にはバナナプラグに対応した真鍮削り出し金メッキ端子を採用しています。
バイワイヤリングにも対応しています。
コルク製の滑り止めが付属しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:12cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 超高域用:2cmドーム型 |
周波数特性 | 33Hz~120kHz |
平均出力音圧レベル | 90dB |
入力インピーダンス | 6Ω |
最大許容入力 | 300W(Peak) 100W(EIAJ) |
外形寸法 | 幅200x高さ850x奥行314mm |
重量 | 17.6kg |
付属 | コルク製滑り止めx4 スピーカーコード(約3m)x1 |