
DENON SC-T33SG
¥26,500(1台、2008年3月発売)
解説
33SGシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。
33SGシリーズはヨーロッパのサウンドデザイナーとDENONのスピーカー技術陣が共同で開発されています。
綿密なコンピューターシミュレーションによって基本特性の完成度を徹底的に高め、さらに試作機に対してはレーザーホログラム解析をはじめとする様々な分析・調整が行われています。これらの作用を共同で行う事で最新技術に音楽に対する感性を盛り込み、完成度を高めています。
低域には10cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはCXシリーズにも採用されたD.D.L.(DENON Double Layer)コーンを採用しており、エッジの共振によって悪影響を及ぼさないよう設計された2層の振動板によって広い帯域にわたって正確なピストンモーションを実現しています。
また、SC-T33SGでは2個のウーファーによるP.P.D.D.(Push-Pull Dual Drive)方式を採用しています。この方式では各ウーファーのエッジを逆向きに装着した構成を採用しており、シングルウーファーに比べて振動板面積あたりの駆動力を大きく向上させながらスピーカー駆動時に発生する高調波歪を2個のスピーカーで打ち消し合って低減しています。
高域には2cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットではベンチレーションホールを設けており、ボイスコイル等からの熱によるツィータードーム内のエアー熱膨張を防ぐことで振動板のセンタリングを保っています。
ネットワーク部は均一な音圧と位相レスポンスを重視して設計されています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
外観は天然木の突板仕上げとセミグロス塗装が施されています。
バイワイヤリング接続に対応したスピーカー端子を採用しています。
また、ジャンパー線にはAK-1000を採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計(JEITA) |
使用ユニット | 低域用:10cmコーン型x2 高域用:2cmソフトドーム型 |
再生周波数帯域 | 30Hz~60kHz |
インピーダンス | 6Ω |
平均出力音圧レベル | 83dB |
最大許容入力 | 200W(PEAK) 100W(JEITA) |
クロスオーバー周波数 | 2kHz |
外形寸法 | 幅224x高さ942x奥行248mm |
重量 | 10.0kg |
付属 | スピーカーケーブル(3m) |