
DENON SC-CX101
¥70,000(2台1組、2006年05月発売)
解説
SC-101の流れをくむヨーロピアンサウンドのスピーカーシステム。
SC-CX101はヨーロッパのサウンド・デザイナーとDENONが共同で開発しています。
綿密なコンピューターシミュレーションによって基本設計段階で部品レベルから可能なかぎりのモデリングを行い、徹底的に基本特性の完成度を高めています。
低域には12cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には新開発のDDL(DENON Double Layer)コーンを採用しており、2層の振動板によって軽量ながら十分な剛性を確保することで広帯域にわたって正確なピストンモーションを実現しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはシルクをベースにしたものを採用しています。また、振動板のセンタリングを常に一定に保つベンチレーションホールを設けています。
磁気回路には高磁力・低歪のネオジウムマグネットを採用しています。
また、フレームには放射インピーダンスの平坦化を図った新開発のフレーム形状を採用しています。
各ユニットのフレームには非磁性体アルミダイキャスト製フレームを採用しています。
表面には焼付け塗装を施し、固有の鳴きを減少させています。また、ウーファーは背面にブレイス(響棒)を配してエンクロージャーに固定することで自然な響きを損なうことなく適度な剛性を確保しています。
ネットワーク部は、ユニットのエネルギー特性や位相特性、エンクロージャーの反射や部屋の設置状況を考慮して基本設計されています。これにより通過帯域でのレスポンスの平坦化と減衰領域での特性の乱れに配慮した設計となっています。
また、コイルやコンデンサなどの使用パーツも試聴を繰り返して決定したものを採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
バスレフポートの開口部は裏板削り出しの一体構造で十分な強度を確保し、鳴きやポートノイズを抑えています。
板材には厚さ18mmのMDFを使用しており、外観は天然木突板のセミグロス仕上げが施されています。また、天然目仕上げをエンクロージャーの内側にも施す事で全体の響きをコントロールしています。さらに、箱組み構造に留め構造を採用しており、剛性を向上させています。さらに内部には振動を適度にコントロールする制動板を装着し、癖の少ない音色を実現しています。
端子部には金メッキ真鍮削り出しバイワイヤリング端子を採用しています。
透明絶縁カバー付きとなっています。
設置状況や好みに応じてバスレフポートのチューニングが可能な吸音スポンジが付属しています。
また、スピーカーケーブルとして単体販売されているAK-1000(3mx2)が付属し、バイワイヤショート用にも同様のAK-1000ケーブルが付属しています(ショート用のものは出荷時に端子に取り付けてあります)
天然コルク製滑り止めが付属しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:12cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 45Hz~40kHz |
平均出力音圧レベル | 86dB/W/m |
入力インピーダンス | 6Ω |
最大許容入力 | 120W(Peak) 60W(JEITA) |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
外形寸法 | 幅157x高さ257x奥行234mm |
重量 | 5.2kg |
付属 | コルク製滑り止め(1シート4枚)x2 スピーカーケーブル(AK-1000、3m)x2 バイワイヤ用短絡ケーブル(AK-1000) 吸音スポンジ |