
DENON UCD-F10
¥43,000(1994年頃)
解説
ef D-F10シリーズのCDプレイヤー。
D/A変換部にはΛS.L.C.(ラムダ・スーパー・リニア・コンバーター)を搭載しています。
S.L.C.はD/A変換時に原理的に発生するゼロクロス歪に着目した方式で、コンバーターに独自の変換誤差補正を加える事でゼロクロス歪を解消しています。
ΛS.L.C.はこれを発展させた回路でΛはLaddar-form-Multiple Bias D/Aの略です。この方式ではDENONが開発したLSIを用いてデジタルデータを2系統に分割し、それぞれゼロクロス点付近にプラスとマイナス方向にバイアスをかけてシフトさせる事で原理的にゼロクロス歪を解消しています。これにより、小音量時のゼロクロス歪をD/AコンバーターのMSB補正だけに頼らず、デジタル段階のデータシフトで解決しています。
D/Aコンバーターにはマルチビット方式を採用しており、量子化による歪を低減し、ノイズの少ない音を実現しています。
エディット編集機能を搭載しています。
あらかじめ録音するテープの長さを入力しておくと、テープのA面とB面に振り分けて編集します。
プログラム編集録音機能を搭載しており、好きな曲・順序でプログラムしてそのままテープに録音できます。
ランダムプレイ機能を搭載しています。
全曲/A-B間/1曲の3モードリピート機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
D/A変換部 | ラムダスーパー・リニア・コンバーター |
周波数特性 | 4Hz~20kHz |
全高調波歪率 | 0.004% |
ダイナミックレンジ | 96dB |
チャンネルセパレーション | 105dB |
S/N比 | 108dB |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001%W.Peak)以下 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 8W |
最大外形寸法 | 幅270x高さ96x奥行315mm |
重量 | 3.3kg |