オーディオの足跡

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DVD-A1UDの画像
 解説 

ブルーレイディスクやスーパーオーディオCDの再生も可能なフラッグシップモデルのユニバーサルブルーレイプレイヤー。

ブルーレイディスク、スーパーオーディオCD、DVD-Audio/Video、CDなどのディスクの再生が可能です。
また、DTS Neo:6やDolby Pro Logic IIx、HDCDなどのデコーダーを搭載しており、ディスクのコンテンツに適したサラウンド再生が可能です。



ビデオ回路

高画質ビデオ回路として(REALTA)を採用しています。
DVDのSD(480i)解像度をHD(1080p)解像度へ変換するスケーリング、インターレース方式からプログレッシブ方式へ変換するIP変換において、フィルム素材、ビデオ素材でもピクセル単位で高速に動作画像を検知し、高精度な演算処理を行います。

デジタルノイズリダクション回路を搭載しており、映像信号に混在する各ノイズをデジタル処理によって低減できます。
DVD-A1UDの回路ではスタンダード(SD)映像のDVDだけでなくハイビジョン(HD)映像のブルーレイディスクにも対応しており、ブロックノイズやモスキートノイズ、ランダムノイズを低減できます。

1080/24p出力機能を搭載しています。
1080/24p対応ディスプレイと組み合わせる事によって映画フィルムの質感を引き出す映像再生が可能です。また、市販されているDVDや録画したブルーレイディスクについても1080/24p出力を可能にしています。

デノン独自のエンハンサー技術であるD.P.I.C(Denon Pixel Image Correction)機能を搭載しており、より自然な輪郭補正が可能です。
この回路では10bit演算処理での検出・補正を実現しており、より精度を高めています。また、ターゲットとなる周辺画素の影響も考慮したエンハンス処理によって合計9画素の映像データをサンプルして解析する新アルゴリズムを採用しており、垂直・水平方向だけでなく、斜め方向の画像をピクセル単位で検出・処理しています。
スタンダード(SD)映像のDVDだけでなく、ハイビジョン(HD)映像のブルーレイディスクにおいても画像補正が可能です。

デュアルHDビデオ出力機能を搭載しています。
アナログ/デジタルのそれぞれに専用のスケーラーを搭載しており、HDMI出力端子とコンポーネント出力端子にHD画質の解像度で映像出力が行えます。

2系統のHDMI出力端子を用いたAVピュアダイレクト機能を搭載しています。
この機能では映像信号をプロジェクターへ、音声信号(2ch/マルチチャンネル)をAVアンプへとそれぞれ独立して出力する事が可能です。これにより物理的に相互干渉を排除でき、より高画質・高音質な再生を可能にしています。
また、Auto(DUAL)、1、2の出力選択も可能となっています。

HDMI Ver1.3a、Deep Color、High Bit-rate Audio出力に対応したHDMI端子を採用しています。

アナログビデオ出力用に297MHz/14bitビデオD/Aコンバーターを採用しています。

シネマスコープのアスペクト比に対応したバーティカル・ストレッチ機能を搭載しています。
通常はシネマスコープのアスペクト比で画像を再生すると画面上下に黒帯が出力します。バーティカル・ストレッチ機能では上下に画像を引き伸ばすことで専用レンズを用いたプロジェクターによる投影時に画面いっぱいに広がる映像再生が可能です。
※アスペクト比に対応したプロジェクターとアナモフィックレンズが必要です。

ソースダイレクト機能を搭載しており、ディスクに記録されているコンテンツを解像度をそのままHDMIへ出力できます。



オーディオ回路

D.D.S.C.-HD回路を搭載しています。
D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)は、サウンド再生に必要な信号処理回路をブロック毎にディスクリート(独立構成)させたデノン独自の回路構成となっており、各ブロックに最良・高性能な専用回路を用いる事で最高のパフォーマンスを発揮しています。
D.D.S.C.-HDではブルーレイディスクを最大限に発揮できるよう、ハイビットオーディオデコード部、バスマネジメント部、Advanced AL32 Processing Multi Channel部、32bit/192kHz D/Aコンバーターを含めたアナログオーディオ部をそれぞれブロック毎に構成しており、よりクオリティの高い音を追求しています。

Advanced AL32 Processingを全チャンネルに初搭載しています。
この回路は、ブルーレイディスクに対応するためにAdvanced AL24 Processingの拡張ビット数を24bitから32bitに増やした回路で、より歪の無い繊細な描写や、正確な音の定位、締りのある低域、より原音に近い波形再現を可能にしています。
このAdvanced AL32 Processingを全チャンネルに搭載し、HDフォーマットの特徴的コンテンツであるマルチチャンネル・リニアPCM信号に対応しています。

D/A変換部には32bit/192kHz D/Aコンバーターを全チャンネルに搭載しており、Advanced AL32 Processingのビット拡張に合わせています。

DENON LINKを搭載しており、HDMIによるデジタル音声のジッターフリー伝送が可能です。
DENON LINKは独自の高音質デジタル音声伝送技術で、リアルタイムバランス伝送方式で外部からのノイズの影響を受けにくいという特長を持っています。DENON LINK 3rdではスーパーオーディオCDのDSD伝送を実現していました。
DVD-A1UDではDENON LINK 4thを搭載しており、ブルーレイディスクから取り出されたHDMI音声のHDMI接続による伝送において、AVアンプのD/Aコンバーターを動作させるマスタークロックをDENON LINKによりプレイヤーに伝送し、互いに同一のクロックを共有しながら動作させています。これによりジッターの少ないデジタル音声の伝送を実現しています。

2chアナログ専用回路にはフルバランス伝送回路を採用しており、出力までの経路がバランス構成となっています。
これによりAVP-A1HD/POA-A1HDと組み合わせる事でプレイヤーのD/Aコンバーターからパワーアンプとしての増幅に至るまでバランス伝送が可能です。

独自技術であるコンプレスド・オーディオ・リストアラー機能をマルチチャンネルにも対応させています。
この回路では圧縮処理をするさいに省かれた信号を再生成し、圧縮する前の音に近い状態に復元しています。それと同時に低音域の量感補正も行っており、より豊かな再生を可能にしています。
DVD-A1UDでは初めてマルチチャンネルの再生にも対応しており、Dolby Digital、DTS、AAC、MP3、WMAなどの音声圧縮フォーマットに対して効果を発揮できます。

Dolby TrueHD、DTS-HD Master AudioのデコーディングやDolby Pro Logic IIx、DTS Neo:6のデコーダーを搭載しています。
また、ブルーレイディスクの音声フォーマットの一つであるリニアPCM 192kHz、マルチチャンネル出力(6ch)にも対応しています。



その他

内部コンストラクションにはダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクションを採用しています。
振動体でもある電源トランスをインシュレーターのすぐ上に配置する事で振動を直接グラウンドへ逃がし、不要な振動伝搬とノイズ流出を防いでいます。
また、ハイブリッド(異種素材)構造の2層トップカバーと3層ボトムカバーによって振動や共振を抑え、さらにサイドパネルには高比重・高密度ハイブリッド構造B.M.C.サイドパネルを採用しています。
脚部には鋳鉄製のインシュレーターを採用しています。

内部レイアウトは7ブロック構造を採用しており、相互干渉を防いでいます。
アナログ回路用電源、デジタル回路用電源、サーボ部、デジタル信号処理部、ビデオ部、2chオーディオ部、マルチチャンネルオーディオ部の7つに分離する事で回路間の相互干渉を徹底して防いでいます。

メカニズム部には新開発のAdvanced S.V.H. Mechanismを採用しています。
これはハイファイオーディオ用フラグシップモデルであるDCD-SXで新開発されたメカニズムをベースに、制振性、静粛性、読み取り精度を高め、ユニバーサルプレイヤー用にファインチューニングされたメカニズムとなっています。さらに、ディスクメカニズムを低い位置に配置する事で低重心化を図っており、ディスクの回転による内部的な振動や外部から受ける振動にも強い構造を実現しています。
このメカニズムでは、重量級2層スチールトップカバー、重量級クランパーカバー、亜鉛ダイキャストメカニズムベース、表面に特殊加工したスチールシャフト、新開発のフローティングダンパー、薄型アルミニウムダイキャストトレイを採用しています。

日本語対応のGUIを搭載しています。
AVアンプに採用されているものと統一性のある操作感を実現しています。

HDMIコントロール(Consumer Electronics Control)に対応しており、対応したテレビ等とHDMIケーブルで接続する事によって電源ON/OFFやファンクション切換をテレビのリモコンで行えます。

SDカードに保存したファイルの再生が可能です。
フロントパネルのトラップドア内にSDカードスロットを装備しており、SDカードやSDHCカードに保存したMP3、WMA、JPEGのファイルが再生できます。
※miniSDやmicroSDカードにはアダプタ(市販品)が必要です。

RS-232C端子を装備しており、AMXやクレストロンといった制御機器とシリアル通信が可能です。

インタラクティブ機能のボーナスビューに対応しています。
特典映像などが小画面に表示できるインタラクティブ機能に対応しています。

プレミアムシルバーとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。

ワイヤレスリモコンが付属しています。
ボタンにはバックライトボタンを採用しており、暗い部屋での操作を容易にしています。


※ファームウェアのアップデートにより、BD-Live(BD-ROM Profile2.0)に対応しています。
この機能では一部のブルーレイビデオで採用されているBD-Liveに対応しており、映像ダウンロードやゲームなどのサービスが利用できるようになります。また、BD-Live利用には1GB以上のSDカードが必要です。
また、アップデートによりRS-232Cによる制御タイミングの改善やSourceキーを押した時のモニター表示の改善、CD再生を停止した際のFLディスプレイ表示の改善、プロキシ設定がONでもファームウェアアップデートができるよう修正、特性のブルーレイディスクにおける動作改善などもされています。

機種の定格
型式 ユニバーサルブルーレイプレイヤー
再生メディア・ファイル 再生可能メディア:BD-ROM(BD-Video、BDMV)、BD-R/RE、DVD-Audio、DVD-Video、DVD-R/RW、SACD、CD、CD-R/RW
再生可能メディア(PCファイル):CD-R/RW、DVD-R/RW
再生可能ファイル(PCファイル):LPCM(WAV)、AAC(m4a)、WMA、MP3、JPEG、DivX6
対応カード:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード
ビデオ特性 HDMI出力解像度(NTSC):480/60i、480/60p、720/60p、1080/60i、1080/60p、1080/24p
コンポジット出力:1Vp-p/75Ω
Sビデオ出力:
 Y:1Vp-p/75Ω
 C:0.3Vp-p/75Ω
コンポーネント出力:
 Y:1Vp-p/75Ω
 Pb/Cb:0.7Vp-p/75Ω
 YPr/Cr:0.7Vp-p/75Ω
<オーディオ特性>
音声出力レベル 2Vrms
周波数特性 BD:2Hz~88kHz(192kHzサンプリング)
DVD:2Hz~88kHz(192kHzサンプリング)
SACD:2Hz~100kHz
CD-DA:2Hz~20kHz
S/N比 125dB
ダイナミックレンジ 110dB
全高調波歪率 0.0008%
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 80W
約0.4W(待機電力)
最大外形寸法 幅434x高さ151x奥行410mm
重量 18.9kg
付属 ワイヤレスリモコン RC-1112