DENON DP-500M
¥75,000(2003年6月15日発売)
解説
上級機のパフォーマンスをコンパクトに凝縮したレコードプレイヤー。
駆動部にはダイレクトドライブ方式を採用しています。
サーボ回路にはクォーツロックサーボを採用しており、スリットを通過する光パルスの間隔で制御を行う事で、制御系に芯ズレの無い高精度な回転を実現しています。また、駆動モーターにはトルク4.5kg-cmのハイトルクモーターを採用する事で立ち上がり時間0.3秒の俊敏な操作と回転安定性を実現しています。
ターンテーブルには直径331mmの大型アルミダイカストターンテーブルを採用しています。
このターンテーブルは裏面全体にシリコンラバーでデッドニング処理を施す事でハウリング特性を高めています。また、付属のターンテーブルシートはホログラム振動解析によってレコードのホールド性を改善しており、わずかにすり鉢状のテーパーがつけられています。
ピンタイプの出力端子を装備しており、音質やカートリッジインピーダンスに合わせてケーブルを変える事ができます。
トーンアームの各部にダイキャストパーツを採用する事で剛性を高めると共に、要所にデッドニング処理が施されています。
アルミダイキャスト製ヘッドシェル付きのMM型カートリッジが付属しています。
キャビネットにはMDF材を採用しており、コンパクトに仕上げる事で剛性を高めるとともに音響的フィードバックを改善しています。
また、脚部に大型インシュレーターを採用することで外部振動を抑えています。
機種の定格
| 型式 | レコードプレイヤーシステム |
| <フォノモーター部> | |
| 駆動方式 | DENONクォーツサーボ式ダイレクトドライブ |
| 回転数 | 33・1/3rpm、45rpm |
| ワウ・フラッター | 0.1%以下(WRMS) |
| 起動時間 | 0.3秒以内で規定回転(33・1/3rpm時) |
| ターンテーブル | 33.1cmアルミダイカスト製(裏面振動吸収ラバーによる防振処理) |
| 負荷特性 | 針圧80gで0% |
| 回転数偏差 | ±0.003%以内 |
| <トーンアーム部> | |
| 型式 | スタティックバランスS字型パイプアーム |
| 有効長 | 230mm |
| オーバーハング | 15mm |
| トラッキングエラー | 3゜以内 |
| 針圧可変範囲 | 0~4.0g(1目盛0.25g) |
| 適合カートリッジ自重範囲 | 14.0g~20.0g(ヘッドシェル含む) |
| <カートリッジ部> | |
| 型式 | MM型 |
| 出力電圧 | 4.8mV±3dB(1kHz) |
| 針圧 | 2.0±0.5g |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz |
| カートリッジ自重 | 5.8g |
| 付属ヘッドシェル質量 | 9.0g |
| 交換針 | DSN-83(¥3,500) |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 10W |
| 外形寸法(フット含む) | 幅450x高さ170x奥行370mm(ダストカバー閉時) 幅450x高さ約422x奥行412mm(ダストカバー開時) |
| 重量 | 10.1kg |
| 付属 | ヘッドシェル付きMMカートリッジ 出力コード EPアダプター |
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