DENON DP-11F
¥39,800(1981年頃)
解説
DP-12Fから一部の機能を省略すると共にMM型カートリッジを搭載したレコードプレイヤー。
ダストカバーの形状やヒンジの工夫により、約5mmの隙間で壁に密着が可能です。
ターンテーブル部にはリニアドライブモーターとDENONクォーツによるダイレクトドライブ方式を採用しています。
DENONクォーツはDENON独自のサーボ方式で、ターンテーブルの最外周に正確なピッチで磁気記録した1000個のパルス信号をヘッドで検出する磁気記録検出方式とクォーツロックを組み合わせたものとなっています。
トーンアームには電子制御による独自の無接触方式トーンアームを採用しています。
このアームは水平動作とリフター動作は別々の専用モーターで駆動しており、動作の指令を新開発のマイクロプロセッサーで行っています。このため演奏中はアームの水平動作やリフター動作はマニュアル使用ができます。また、オート機構が動作していてもアームは機械的な拘束を受けないため、常に安定したアーム感度と操作性を実現しています。
さらに電子式サーボリフターを採用しているため、アームの上下動作は針圧の大小や周囲温度などに左右されずに一定速度を保つため、針先とレコードとの衝撃が抑えられています。
針圧の設定には電子式針圧印加方式を採用しています。
この方式では垂直駆動モーターのトルクを用いる事で常に適切な針圧を加える事ができ、演奏中でも自由に針圧ボリュームを変化させて針圧を変える事ができます。
マイクロプロセッサー制御によるフルオート機構を採用しています。
クイックリピート機構を採用しています。
繰り返し聴きたい時にトーンアームがアームレストに戻る事なく演奏を開始します。
カートリッジにはMM型カートリッジであるDL-60を搭載しています。
このカートリッジは楕円針で広帯域にわたってフラットな周波数特性を実現すると共に、高域での歪みを低減しています。
自照式ソフトタッチ・プッシュボタンを採用しています。
30cm-17cmボタン、33・1/3回転-45回転ボタン、リピートボタン(ON)、リフターボタン(UP)にはLEDを用いた自照表示方式を採用しており、動作状態が一目でわかります。
機種の定格
| 型式 | フルオートプレイヤー |
| <フォノモーター部> | |
| モーター | リニアドライブモーター |
| スピード制御 | 両方向サーボDENONクォーツ |
| 回転数 | 33・1/3、45rpm |
| ワウ・フラッター | 0.02%W.rms以下(回転系) 0.03%W.rms以下(JIS測定法) |
| 回転数偏差 | 0.002%以内 |
| SN比 | 78dB以上(1981年カタログ記載) 75dB以上(DIN-B、別カタログ記載) |
| 起動時間 | 2秒以内(33・1/3rpm) |
| 負荷特性 | 0%(針圧80g最外周) |
| 電圧特性 | 90~110Vに対し0% |
| ターンテーブル | アルミダイカスト30cm |
| <アーム部> | |
| 型式 | 電子式ダイナミックバランス、シェル一体ストレート形セミインテグレート |
| 有効長 | 220mm |
| オーバーハング | 16mm |
| トラッキングエラー | 3゜以内 |
| 針圧調節 | 0~3g、1目盛0.5g |
| 適合カートリッジ自重 | 約4~6g(ビス、ナット類を含む) |
| <カートリッジ(DL-60)> | |
| 形式 | MM型 |
| 出力電圧 | 2.5mV |
| 左右分離度 | 25dB以上(1kHz) |
| 再生周波数 | 20Hz~30kHz |
| 針先 | 楕円ダイヤ針 |
| 針圧 | 1.8±0.3g |
| コンプライアンス | 10x10-6cm/dyne |
| 自重 | 4.6g |
| 針交換 | DSN-60(¥5,000) |
| <総合> | |
| キャビネット | 特殊硬質樹脂一体成型 |
| 消費電力 | 5W |
| 外形寸法 | 幅365x高さ100x奥行335mm |
| 重量 | 約5kg |
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)