オーディオの足跡

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DN-308Fの画像
 解説 

放送局や一般スタジオ等で仕様するために開発されたレコードプレイヤー。

センタードライブ方式を採用した機構部とLSIやSSIを駆使した電気回路によって高い性能と信頼性を獲得しています。

駆動方式にはダイレクトドライブ(センタードライブ)方式を採用しており、クォーツロックによるスピードサーボによって3相ACサーボモーターで直結駆動しています。
実績のあるサーボ回路と回転磁界の滑らかな3相ACサーボモーターによってランブルを少なく抑えています。

クォーツロックサーボ回路には専用のLSIを仕様しており、回転速さ偏差を無視できる値に抑えています。

直径350mmの大型ターンテーブルの採用によって頭出し操作を容易にしています。

回転数は33-1/3rpm、45rpm、78rpmの3スピードに対応しています。
※33-1/3rpmと45rpmのみクォーツロックとなっています。

電気回路内のスイッチにより、使用条件に合わせた切り替えが可能です。
2連使用時に6dB切換、L側出力の位相切替、2連で使用するためのA機/B機のミックス出力

Play/Stopの制御入力、Stand By/Line outの応答出力を搭載しています。

コントロールパネル上にモニタースピーカーを装備しており、L/Rミックスの音声モニターが可能です。

メーターパネルを搭載しており、VU計で音量を関しできます。
また、メーターパネルのMONOスイッチによってL/Rの音声をミックスしてL側のLine outから出力できます。

キャビネット前面のヘッドホンジャックによって音声モニターが可能です。

ブレーキ機構を搭載しており、ストップ時にはブレーキが動作し、ターンテーブルが流れるのを防ぎます。
モニターキーを倒すとブレーキが解除され、頭出しのためにターンテーブルを回すことができます。

針先照明用の反射式照明とレコード棚を装備しています。

機種の定格
型式 レコードプレイヤー
構成 コンソール型キャビネット(ウッド):CB-0199A
ターンテーブル:RP-0061
トーンアーム:DA-308A
カートリッジ:DL-103
増幅器部:AP-1057A
コントロールパネル:PN-0507A
形式 ステレオ/モノ(切換でモノ可能)
駆動方式 クォーツロックサーボによる3相ACモーターのダイレクトドライブ
(33-1/3、45rpmのみクォーツロック)
ターンテーブル 直径350mm、アルミ合金鋳物製
回転数 33-1/3、45、78rpm
線路出力 -20dBm/-14dBm(+4、0、-10dB可能)、600Ω平衡
等化特性 RIAAおよびSP
再生周波数 50~18kHz
使用可能レコード外径 40cm以内
回転速さ偏差 0.01%以内(33-1/3および45rpm)
0.5%以内(78rpm)
起動時間 33-1/3rpm時:30度以内(約0.2秒)
45rpm時:50度以内(約0.3秒)
78rpm時:120度以内(約0.5秒)
※Playより規定回転数の97%に達する時間
ランブル 50dB以上(33-1/3rpm、JIS C5521)
ワウ・フラッター 0.04%以下WRMS
周波数特性 LP RIAA特性:50Hz~15kHz ±1dB
SP SP特性:50Hz~8kHz ±1dB
絶縁抵抗 電源入力と接地端子間をDC500Vメガにて測定し、10MΩ以上
耐電圧 電源入力と接地端子間をAC1,000Vを1分間加えて以上ありません
(電源ノイズフィルタは含まない回路とする)
環境条件 温度:5~35℃
湿度:25~85%(非凝結)
使用 連続
電源 AC100V±10% 単相、50Hz/60Hz±2Hz
110V、117Vも可能
消費電力 約70VA
外形寸法 幅約610x高さ約1,120x奥行約675mm
床面から機構部パネルまでの高さ:約755mm
高さ調整範囲:約±5mm(規準高さに対し)
重量 約85kg
付属 電源ケーブルx1
キャノンコネクタ(XLR-3-12C)x2
キャノンコネクタ(XLR-3-11C)x2
角形コネクタ(Remote)x1
45rpm用アダプタx1
ストロボスコープ板(50Hzまたは60Hz)x1
精密機械油x1
試験成績表x1
ヒューズ(3.15A)x2
ヒューズ(5A)x1
VU計用ランプx4
スイッチ用ランプ(24V)x2
スイッチ用ランプ(12V)x2