
DENON DMD-800
¥49,800(1999年頃)
解説
手軽にMDをシステムに追加できるハイコストパフォーマンスモデルのMDレコーダー。
ATRACには24ビットのDSPを内蔵したATRAC-ICを搭載しています。
従来に比べて大幅に処理能力を高めたブロックフローティング演算処理とあいまって、より豊かな表現力と微小レベルの信号再生を可能にしています。
A/D変換部には⊿∑型ADコンバーターを採用しています。また、D/A変換部には20bit精度の⊿∑D/Aコンバーターを採用しています。
128fs、3次デジタルノイズフィルターと相まってより優れた再生能力を獲得しています。
オートレックポーズ機能を搭載しています。
ブランクディスクを自動的に認識してレックポーズ状態でスタンバイとなります。
レベルシンクロ録音機能を搭載しています。
この機能を使うと、接続されたCDプレイヤーからの音声信号入力を検知して自動的に録音を開始し、信号が入力されなくなると録音ポーズ状態で待機となります。
検知レベルは-54dBから-30dBの範囲で6dB毎に設定が可能となっており、様々な入力レベルで録音の自動スタート及びポーズが行なえます。
プログラムムーブ機能を搭載しています。
複数のトラックをムーブする際に、プログラム再生と同様に移動させたい順番にプログラムを組むことで移動したい複数の曲を一括して移動することが可能です。また、プログラムした曲が順次に消灯し、選択可能な曲のみが表示に残るミュージックカレンダーによる操作が可能となっています。
MD Pick REC機能を搭載しています。
CDやFM/BS/CS放送などで演奏の曲の途中でも、曲の頭から録音が可能です。この機能はATM(オートトラッキングマーク)機能でマーキングされた曲番の頭からの録音になります。
MDの基本機能であるディバイド、コンバイン、ムーブ、イレースの他に、実行した編集作業をキャンセルできるUNDO、編集結果を実行前に確認できるリハーサル、その他にもメモリーレック、A-B間イレース、ディスクネームイレース、トラックネームイレース、オールイレースなどの多彩な編集・録音機能を搭載しています。
ディスプレイ部には20曲ミュージックカレンダー付きディスプレイをシア用しています。
サンプリングレートコンバーターを搭載しています。
アルファベットの大文字、小文字、数字、記号に加えてカタカナ入力にも対応しています。
デジタル入力は光2系統と同軸1系統備えています。また、アナログ入力は1系統備えています。
アルミフロントパネルを採用しています。
2色のカラーバリエーションがありました。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
再生方式 | 非接触光学式(半導体レーザー使用) |
録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
D/Aコンバーター | ΔΣ |
A/Dコンバーター | 20bitΔΣ方式 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
周波数特性 | 4Hz~20kHz |
S/N比 | 100dB(再生) |
全高調波歪率 | 0.004%(1kHz) |
ダイナミックレンジ | 94dB(再生) |
ワウフラッター | 測定限界(±0.001% W.peak)以下 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 幅434x高さ99x奥行285mm |
重量 | 3.7kg |
付属 | ワイヤレスリモコン RC-267 |