
DENON DCD-CX3
¥120,000(2006年11月発売)
解説
CXシリーズのCD/SACDプレイヤー。
CXシリーズはHi-Fiオーディオとしての魅力と生活空間への調和を求めてデザインされており、直線的なラインと曲線を併せ持ったデザインとなっています。
また、全ての面を金属部品で囲い込んで組み上げられた事で剛性を高め、質感の良さを高めています。
メカニズム部には新開発のドライブメカを採用しています。
読み取り精度を向上させて最適な信号再生とプレイアビリティを実現するため、ピックアップ部ではレーザービームの光軸のずれやピックアップメカベースの傾きなどを緻密に調整しています。さらに、高速回転時の振動や揺れによる共振を抑えるよう設計する事で偏重心のディスクを再生しても安定したディスク回転を可能にしています。
トレイにはアルミダイキャストを採用して剛性を高めています。また、メカベースには亜鉛ダイキャストを採用するなど、メカニズム自身の振動だけでなく、外部からの振動による影響も抑えています。
DENON独自のアナログ波形再現技術であるAL24 Processingを搭載しています。
AL24 Processingでは量子化によって発生する歪を低減すると共にハイビット化やハイサンプリング化にも対応しており、音楽の微妙なニュアンスを伝える再現能力を高めています。
DENONのCDプレイヤーの上級機種でも採用されたDACマスタークロックデザインを採用しています。
この方式ではDACをマスターとしてクロックを各デバイスに供給する方法を採用しており、ジッターの影響を最小限に抑えています。
高精度D/AコンバーターとしてDSD1796を採用しています。
電源部は2電源トランス構成としており、デジタル系とアナログ系の電源をそれぞれ独立した回路構成とする事で相互干渉を排除しています。
また、実績のある高音質コンデンサーを採用しています。
ピュアダイレクトモードを搭載しています。
このモードではディスプレイ駆動用とデジタルデータのパルス信号をOFF機能にする事でオーディオ信号への影響を排除し、より純度の高い再生が可能です。
リアパネルには2重構造を採用し、アルミを採用した2枚のトップパネルや左右のサイドパネルなど、多数のパネルを組み合わせる事で振動を分散させて防振効果を高めています。
また、重量のあるドライブメカをシャーシ中央に配置し、全体の重量バランスを最適化する事で振動や共振を最小限に抑えています。
CD-R/RWに書き込まれたMP3やWMA形式のファイルの再生が可能です。
18mmピッチ金メッキ真鍮削り出し出力端子を採用しています。
光デジタル出力端子を装備しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
<SACD部> | |
信号方式 | 1ビットDSD |
周波数特性 | 2Hz~50kHz -3dB |
S/N比 | 112dB(可聴帯域) |
ダイナミックレンジ | 109dB(可聴帯域) |
高調波歪率 | 0.0007%以下(1kHz、可聴帯域) |
<CD部> | |
周波数特性 | 2Hz~20kHz |
S/N比 | 118dB |
ダイナミックレンジ | 100dB |
全高調波歪率 | 0.0017%以下(1kHz) |
<総合> | |
出力レベル/インピーダンス | 2.0V/10kΩ |
デジタル出力 | ※CDのみ Coaxial:0.5Vp-p/75Ω Optical:-15~-21dBm、660nm |
消費電力 | 22W 待機電力0.2W以下 |
外形寸法 | 幅300x高さ80x奥行310mm |
重量 | 7.0kg |
付属 | ワイヤレスリモコン(RC-1059) |