
DENON DCD-755AE
¥43,000(2006年3月発売)
解説
DCD-755IIの後継機として上級機の機能を継承したエントリーモデルのCDプレイヤー。
DENON独自のアナログ波形再現技術であるAL24 Processingを搭載しています。
AL24 Processingでは入力されたデジタルデータを手掛かりに、アナログ波形に近づくようにデジタルデータの補間を行っており、CDに記録された16bitの信号を24bitのクオリティに再現する事で音楽再生能力を高めています。
D/A変換部には上級機の技術を継承したアドバンスドセグメント型24bitD/Aコンバーターを搭載しています。
内部レイアウトは中央にメカニズムを配置したセンターメカシャーシとなっており、ボディの重量バランスを考慮したデザインとなっています。
また、シャーシとメカニズムの間にブラケットを設け、メカトップにはスタビライザーを追加する事で剛性を高め、メカニズム自身の振動や共振を抑えると共に外部からの影響も抑えています。
さらに、トランスの取り付けにも配慮がされており、オーディオ回路にリーケージフラックスが向かないように配置・固定する事でオーディオ回路への影響を抑えています。
オーディオ回路や電源部などに厳選した音質重視のパーツを採用しています。
また、デジタル回路には低インピーダンス化を図った回路パターン設計がされており、不要輻射を低減しています。
さらにACケーブルの線材見直しや金メッキ端子を採用するなど、高音質化を図っています。
ディスプレイ部にはドットマトリクス表示の多情報ディスプレイを採用しています。
ピッチコントロール動作時やリピート機能などを2行にわたって表示でき、動作状況を的確に表示できます。
ピッチコントロール機能を搭載しています。
マスタークロック制御処理により、CD再生のピッチを0.1%刻みで±12%まで調整する事ができます。この機能は停止状態で設定が可能なため、好みのピッチで最初から再生ができます。
ファイナライズ処理を行ったCD-R/RWディスクの再生が可能です。
Pure Directモードを搭載しています。
これはパルス系の信号をOFFにしてオーディオ信号への影響を排除する機能で、精度の高いマスタークロックを発振源から周辺回路を通さずに供給するためより純度の高い再生が可能です。
ディスプレイ駆動回路をOFFにするモード1とデジタル出力もOFFにするモード2があります。
ダイレクトサーチやオートマチックサーチ、マニュアルサーチ、最大25曲プログラム、プログラムコール、リピート機能、ランダム機能、ディスプレイディマー機能などの豊富な機能を搭載しています。
光デジタル出力端子を装備しています。
プレミアムシルバーとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
また、それぞれのカラーに合わせたワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
チャンネル数 | 2チャンネル |
周波数特性 | 2Hz~20kHz |
S/N比 | 110dB |
ダイナミックレンジ | 100dB |
全高調波歪率 | 0.0025%(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 105dB |
アナログ出力電圧 | 2V/10kΩ |
デジタル出力端子 | 光:1系統 |
消費電力 | 12W |
外形寸法 | 幅434x高さ107x奥行279mm |
重量 | 4.2kg |
付属 | ワイヤレスリモコン(RC-1028) |