オーディオの足跡

DCD-1530の画像
 解説 

リアル20ビットラムダスーパーリニアコンバーターを搭載したCDプレイヤー。

D/A変換部にはリアル20ビットラムダスーパーリニアコンバーターを搭載しています。
この回路は新方式のラムダ(LAMBDA=Ladder-form Multiple Bias D/A)を採用しており、新開発のLSIを用いてデジタルデータを2系統に分け、それぞれゼロクロス点付近にプラスとマイナス方向にデジタルバイアスをかけてシフトし、原理的にゼロクロス歪を排除しています。
この方式では、低レベル時はデジタルデータ段階で演算処理を行ってゼロクロス歪のないデータに変換した後にD/A変換するため、ゼロクロス歪が発生せず、しかもビットに歪があっても2つの信号の平均によって歪を1/2に減少しています。また、大レベル時はゼロクロス点を横切ることになるため歪が発生する可能性がありますが、スーパーリニアコンバーターのMSB補正によって除去しています。さらに、楽曲1曲に殆ど無い一瞬のピークレベル時(最大レベルの約99.6%以上)では、LAMBDAはシフト演算をやめてコンバーターのダイナミックレンジを最大限に使って広ダイナミックレンジを確保しています。

デジタルフィルターには20ビット8倍オーバーサンプリングデジタルフィルターを搭載しており、サンプリング周波数を8倍に上げることで音楽信号と雑音成分の間隔を大きく広げ、雑音をアナログフィルターで除去しやすくしています。

アナログ回路は左右チャンネル独立構成となっており、チャンネル間の相互干渉を排除しています。

ピックアップの防振には低反発ゴムとコイルスプリングによる新2重フローティングメカを採用しており、さらにDCD-1630と同じメカフィックス・ブラケットで強力にサポートすることで信号の影響を排除しています。
また、トップカバーは裏面のダンパーシートと鋼板製ブラケットで下から支える形で防振し、底部はメタルシャーシと厚肉鋼板ボトムカバーで低重心・高剛性化を図っています。

光デジタル出力を搭載しています。

従来の2分割エディットに加えてテープの時間指定が可能になったタイムエディット機能を搭載しています。
さらに、残り時間に入る曲を選んで移動するピックや、複数のディスクにまたがってエディットできるリンクなどの機能も搭載しています。

好みの個所でフェードイン/・フェードアウトが可能なフェーダー機能を搭載しています。

ランダムプレイや最大20曲のプログラムプレイ機能を搭載しています。

4段階切換式のディスプレイディマー機能を搭載しています。

ヘッドホンと兼用のリモコン電動ボリュームを搭載しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

ゴールドとブラックの2色のバリエーションがありました。また、別売りオプションでサイドウッドがありました。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
D/A変換部方式 リアル20ビットラムダ・スーパーリニアコンバーター(ダブルD/Aコンバーター方式)
フィルター 8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター
アクティブアナログフィルター
周波数特性 2Hz~20kHz
SN比 110dB
ダイナミックレンジ 100dB
全高調波歪率 0.0025%
チャンネルセパレーション 102dB
出力電圧 固定:2V(10kΩ負荷時)
可変:2V(10kΩ負荷時)
ヘッドホンジャック 最大出力10mW(32Ω負荷時)、Line可変出力兼用Volume付
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 約13W
外形寸法 幅434x高さ122x奥行320mm
重量 約7kg
付属 ワイヤレスリモコン RC-221
別売 サイドウッド ACA-62(¥5,000)