
DENON DL-108D/DL-108DU
DL-108D:¥13,500(1976年頃)
DL-108DU:¥15,000(1976年頃)
解説
MM型のステレオカートリッジ。
DL-108には楕円針を採用したDL-108Dと、丸針を採用したDL-108Rがありました。
また、ヘッドシェルPCL-3を装備したシェルスタンド付きのDL-108DU、DL-108RUもありました。
極細のピアノ線による一点支持方式を採用しています。
また、振動系の等価質量の中で大きなウェイトを占めるカンチレバーの質量を軽減するため、振動系には高剛性、極細の特殊系合金パイプを使用しています。
発電機構には磁気エネルギー積の大きな円盤状サマリウムコバルトマグネットを採用しており、振動系の軽量化と高出力を実現しています。
機種の定格
型式 | MM型カートリッジ |
出力電圧 | 2.5mV(1kHz、5cm/s、水平方向) |
再生周波数範囲 | 20Hz~40kHz |
出力インピーダンス | 2.8kΩ(直流710Ω) |
適合負荷インピーダンス | 50kΩ、100~200pF |
チャンネルセパレーション | 25dB以上(1kHz) |
チャンネルバランス | 1.5dB以内(1kHz) |
コンプライアンス | 10x10-6cm/dyne(100Hz、レコードで測定) |
針先 | ダイヤ特殊楕円針 |
適正針圧 | 1.8±0.3g |
自重 | 約6.5g 約15g(PCL-3装備時) |
針交換 | DSN-40(¥6,800/1976) |