
DENON POA-T10
¥75,000(2000年頃)
解説
THX ultra規格にクリアしたステレオパワーアンプ。
POA-T10ではTHX ultra規格をクリアするたえ、各チャンネル毎にPc150Wのパワートランジスタ4個を用いた200W(4Ω)のパワーアンプ回路を採用しています。これにより約30アンペアのピーク電流を取り出す事が可能となり、スピーカーのドライブ能力を高めています。
サラウンド再生だけでなく、ピュアオーディオアンプとしても実力を発揮するため、パワートランスなど全ての構成パーツとヒートシンクを各チャンネル毎に独立して搭載しており、チャンネル間の干渉を排除しています。
また、回路構成は完全ディスクリート構成を採用しています。
温度の影響による音質劣化を抑えるため、DC温度特性に優れた1パッケージタイプの差動FETを採用しています。
さらに、各チャンネル毎に精密なチューニングを施す事で、1mV以下という出力DC電圧を実現しています。
Sシリーズの開発で得られたデータを活用し、カスタムコンデンサーやOFC配線材、フィルムコンデンサ、抵抗などには厳格なリスニングテストで選びぬかれたものを使用しています。
AVサラウンドアンプAVC-A10SEとのリモートケーブルの接続により、リモコンを使って連動したパワーON/OFFが可能です。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
定格出力 | 120W(8Ω、20Hz~20kHz、THD0.02%) 200W(4Ω、1kHz、THD0.5%) |
全高調波歪率 | 0.008%(定格出力-3dB時、8Ω、20Hz~20kHz) |
混変調歪率 | 0.002%(7kHz:60Hz=1:4、8Ω、定格出力相当増幅出力時) |
周波数特性 | 1Hz~100kHz(8Ω、定格出力、1W出力時) |
入力感度 | Normal:1.1V |
入力インピーダンス | 47kΩ |
出力インピーダンス | 0.1Ω(1kHz) |
S/N比(IHFネットワーク) | 110dB |
スピーカー出力端子 | AorB:4~16Ω A+B:8~16Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 250W |
最大外形寸法 | 幅434x高さ135x奥行353mm |
重量 | 12.3kg |