オーディオの足跡

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 解説 

dCS初の一体型SACD/CDプレイヤー。

完璧なデジタルデータ処理を実現するため、ビットパーフェクトなデータの読取りと伝送を追求しています。
一般的な機器の場合、読取りデータに欠落があると、その段階で独自プログラムによって操作を行って欠落部分を補完します。しかしdCSでは欠落のないビットパーフェクトデータを次の変換ステージにそのまま送ることを絶対条件としています。これを実現するため凡そ6万4千のコードを読ませることでピックアッププログラムとメカニズムの精度を検証しており、独自のソフトウェアを加えてビットパーフェクトデータのDAC部への伝送を実現しています。

DA変換部には5ビット、2.822MS/sリングDACを採用しており、データの欠落や操作、補正を行わずにアナログ信号に変換しています。
リングDACは、リニアリティに優れるメリットを持つがスイッチングによってクロックエラーを発生させやすくノイズや歪を発生させる1ビットシステムと、低ノイズとはいえ抵抗器精度のハードルによって時間変化によるドリフトが生じて低レベルでのリニアリティに問題を残すマルチビットコンバーターの長所のみを取り入れています。

デジタル入力端子を搭載しており、他のトランスポートからの入力でもアップサンプル機能を持ったdCS DACとして使用できます。

クロック回路には厳選したクォーツ発振器VCXOクロックを採用しています。
さらに高精度なクロックや異なるDACとの同期運転にも対応するため、ワードクロック入力端子を搭載しています。

デジタル出力端子を搭載しています。

アナログ出力はバランスとアンバランスをそれぞれ1系統備えています。
出力レベルを使用条件に合わせて2Vと6Vの二段階に変換できます。

ハイブリッドSACDディスクの場合はSACDを優先して再生する設計となっています。
また、PCM CDはDSDデータにアップサンプルしてアナログ変換しています。

パネル部は厚みのあるハードアルミの削り出しとなっています。

ファンクションボタンはSACD、CD、スタンバイ、メニューというステータスに応じて紫、赤、緑、青と変わり、ひと目でP8iの状態と演奏ディスクが確認できるよう設計されています。

外観はブラックとプラチナムの2種類のバリエーションがありました。

機種の定格
型式 SACDプレイヤー
ドライブメカニズム デュアルレーザー 2ch SACD/CDコンパチブル
クロックジェネレーション Precision VCXO
PCMデジタル出力 AES3、SPDIF(on RCA)
PCMデジタル入力 AES3:1系統
RCA:1系統
ワードクロック入力 BNC:1系統
ワードクロック出力 BNC:1系統
電源電圧 AC100V ±10%
消費電力 25W(通常値)
50W(最大)
外形寸法 幅430x高さ95x奥行395mm
重量 12kg