DBX DX3
¥120,000(1985年頃)
解説
dbx初のCDプレイヤー。
DX3ではdbx独自のDAIRを搭載しており、CompressionとAmbienceコントロールが可能です。
dbx独自のDAIR(Digital Audio Impact Recovery)機能ではオーディオ帯域を低域と高域に2分割し、各帯域でミュージカルトランジェントに応じ個別に作動し、トータルで最大+10dBのインパクトを加算しています。これによりブラス楽器やシンバルの響き、パーカッションのアタック音などをより鮮烈に再生します。
Compression機能では連続可変機能となっており、+6dBピーク(2Vrms最大出力)を-20dBVまで引き下げ、同時にクワイエットレベルを-90dBVから-80dBVまで引き上げ、96dBの最大ダイナミックレンジをLPレコード並の60dBまで圧縮できるようにしています。
Ambienceコントロール機能は、フロア型スピーカーシステムSF-ONEで開発した新しい概念を導入したもので、中高域のLR信号を加算、減算することによってデジタルサウンドに艶を与える作用を持っています。プラス側にコントロールすれば音場をブロードなものに、マイナス側ではタイトに引き締めます。
信号処理用LSIとサーボコントロール用LSIの2つのCDプレイヤー専用LSIを採用しています。
さらに、信号処理用LSIにはデジタルフィルターを組み込み、後ろに続くアナログフィルターへの負担を大幅に軽減し、位相特性の劣化を防いでいます。
ピックアップ部には3ビーム方式を採用しており、トラックに対して3本のビームを斜めに当て、中央のビームで信号を読み取り、他の2本でトラックのずれをリアルタイムで検出することで信頼性の高いトレースを実現しています。
また、エラー訂正方式にはCIRCによる二重エラー訂正方式を採用しています。
2スピードサーチを搭載しており、演奏時にSCANキーを押すと、最初の3秒間を低速で、その後は高速で通常の約1/4ボリュームの音出しをしながら早送り/巻戻しを行います。
また、トラックサーチや9曲ランダムプログラム、リピート再生、インデックスサーチなどの機能を搭載しています。
DAIR/Compression機能の作動状況は三列に並んだLEDによってモニターが可能です。
上段と下段のLEDはそれぞれがdbx DYNAMICS回路を通った後の高音域と低音域のレベル変化を表示するもので、DAIRモードではダイナミックレンジ拡大の量を、Compressionモードでは小さいレベルの音を大きくしている状態でのコンプレッション量を表示します。逆に大きい音を小さくしている状態の時には中央のLEDが右から左に点灯してコンプレッションの量を表示します。
機種の定格
| 型式 | CDプレイヤー |
| <オーディオ特性> | |
| 周波数特性 | 10Hz~20kHz +0.5 -1dB |
| 高調波歪率 | 0.002%以下(1kHz、2V出力) 0.07%以下(dbx回路in時) |
| ダイナミックレンジ | 96dB 60dB~106dB可変(dbx回路in時) |
| 最大出力 | 2V |
| S/N比 | 100dB(IEC-A) |
| チャンネルセパレーション | 90dB以上(1kHz) |
| 出力インピーダンス | 330Ω |
| ワウフラッター | 測定限界以下 |
| <方式> | |
| ピックアップ | 3ビームレーザー |
| エラー訂正方式 | CIRC・2重エラー訂正方式 |
| D/A変換 | 16ビットリニアー |
| フィルター | デジタルフィルター+(3次アクティブフィルター) |
| <機能> | |
| 瞬時選曲 | +/-キーによる順次選曲 |
| インデックス選曲 | サーチキーによる頭出し(ストップ時のみ) |
| 早送り・早戻し | 2速度自動切換 |
| 総演奏時間表示 | Display Modeキーにて |
| プログラム機能 | 9曲ランダム |
| スペースプレイ | プログラム再生時3秒以上のスペース |
| リピート | 全曲またはプログラム全部のりぴーと |
| ディスクローディング | モーター駆動水平ローディング |
| <総合> | |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 12W |
| 外形寸法 | 幅483x高さ94x奥行291mm ラックマウント取外し時:幅435mm |
| 重量 | 約4.7kg |
| 付属 | 出力コード |
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