オーディオの足跡

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 解説 

デジタル再生に対するカウンターポイントならではの考え方を盛込み、様々な変換方式に対応したD/Aコンバーター。

DA-10stのD/A変換部は、アナログデバイセス社の20ビット・レゾリューションDACチップ、DA-10UAではウルトラアナログ社のデュアル20ビットDACを搭載しています。
チップ内部にはオペアンプを一切使用していないため音にとって有害なネガティブフィードバックの必要が無く、より自然な再現性を得ています。

デジタルオーディオ・インターフェース部には、信頼性で定評のあるクリスタル・セミコンダクター社の最新レシーバーチップ CS8412を採用しています。これによりデジタルセクションの精度を左右するジッター成分は従来の1/4に抑えられています。

DA-10シリーズでは、フロントパネルに微小レベル時のリニアリティを最適に調整できるDACトリムを搭載しています。これにより微小レベル時のリニアリティを最適化できます。
DA-10UAでは、このトリマーの調整は必要ありませんが、オプションのDACカードであるDA10-AD20を使用時には、LEDが点灯し、調整が可能になります。

アナログ段、電流/電圧変換段を完全ディスクリート構成のゼロフィードバックアンプとし、従来の100%フィードバック型オペアンプによる電圧/電流変換において避けられなかった信号の劣化を排除しています。

電源トランスにはカウンターポイントオリジナルのものを採用しており、デジタル、アナログ各セクション独立でしようしています。さらに、17ヶ所に及びデカップリング電源を使用したことにより、デジタルセクションからのアナログセクションへの干渉を排除しています。

ローパスフィルターには、パッシブ3次LCベッセル型アンチエリアシングフィルターを採用し、高次の急峻なフィルターにありがちなオーバーシュートやリンギング、グループディレイを低減しています。

ローダーシュタイン社製金属被膜抵抗やTRT社製フィルムコンデンサーなどの厳選したパーツを使用しています。

デジタル入力は、コアキシャル3系統、オプティカル1系統の合計4系統を搭載しています。コアキシャルは金メッキのBNCタイプで、オプティカルはSTリンク方式となっています。
さらに、DATデッキを接続するテープ入出力として、コアキシャルとTOSLINK2系統のインターフェースを搭載しています。

DA-10シリーズは、デジタル変換方式の違いが楽しめるようDACカード基板が交換できる設計を採用しています。
DACカードは別売りオプションとして販売されていました。

機種の定格
型式 D/Aコンバーター
方式 20ビット8倍オーバーサンプリング
サンプリング周波数 32kHz、44.1kHz、48kHz
デジタルソース入力 コアキシャル(BNCタイプ):3系統
オプティカル(STリンク):1系統
デジタルテープ入出力 入力:コアキシャル(BNCタイプ):1系統
    オプティカル(TOSLINK):1系統
出力:コアキシャル(BNCタイプ):1系統
    オプティカル(TOSLINK):1系統
ジッター 50pS以下(クリスタルセミコンダクター社製 CS8412使用)
デジタルフィルター バーブラウン社製8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター
ポストフィルター 3次パッシブLCベッセルフィルター
アナログ出力 RCAタイプ
周波数特性 20Hz~20kHz +0 -3dB(44.1kHzサンプリング時)
THD 0.009%以下(20Hz~20kHz)
出力レベル 2.1Vrms
出力インピーダンス 120Ω
最大外形寸法 DA-10st:幅483x高さ65x奥行313mm
DA-10UA:幅483x高さ65x奥行315mm
重量 DA-10st:5.5kg
DA-10UA:6kg
別売 クリスタルセミコンダクター社 DA10-CS18
 18ビット・デルタ/シグマDAC (¥58,000)
アナログデバイセス社 DA10-AD20
 20ビットDAC(¥49,000)
ウルトラアナログ社 DA10-UA20
 デュアル20ビットDAC(¥138,000)