COUNTERPOINT SA-3.1
¥360,000(1987年発売)
解説
SA-3のマイナーチェンジモデルとして徹底した見直しによる改良が施された管球式プリアンプ。
SA-3.1では1つ1つのパーツや素材が再検討され、基板のアートワークも見直されています。
特にアースまわりを徹底することで信頼性を高めています。
電源ユニットとシャーシ本体を分離した構成を採用しており、シールドをより完全なものとすることで電源トランスのハムの影響を排除しています。SA-3.1のパワーユニットは約50ジュールを電源として供給しています。
定電圧回路を採用しており、安定した電圧を供給することで真空管への余分な負担を軽減し、寿命を伸ばすことに成功しています。
プリアンプに望まれる機能を残しつつ徹底したシンプル化を図っています。これにより真空管を3本しか用いないシンプルな構成を実現しています。
使用している3本の真空管は全てTBD-15の装置によって100時間を越える通電テストをパスした特性の良いものだけを使用しており、これをカソードフォロアー回路で構成することで安定した特性と優れた音質を実現しています。
ブラックとシルバーの2色のカラーバリエーションがありました。
ウッドケースは別売りオプションでした。
機種の定格
型式 | 管球式コントロールアンプ |
入力インピーダンス | Phono:47kΩ(100PH) |
利得 | 52dB |
全高調波歪率 | 0.18% |
出力レベル | 70V(最大) |
出力インピーダンス | 3kΩ |
RIAA偏差 | 40Hz~18kHz ±0.1dB |
ライズタイム | 12μ/sec |
出力帯域幅 | 5Hz~27kHz(50kΩ負荷) |
S/N比 | Phono:83dB |
使用真空管 | 6DJ8x3 |
外形寸法 | 本体:幅483x高さ58x奥行300mm 電源:幅125x高さ75x奥行100mm |
重量 | 本体:8.1kg 電源:2kg |
別売 | ウッドケース |