CORAL 8CX-50
¥4,800(1台、1965年頃)
解説
コーラル・ゴールデン50シリーズで最も高い評価を得た20cm2ウェイ同軸型スピーカーユニット。
20cmコーン型ウーファーとホーン型トゥイーターを組み合わせた構造となっています。
ウーファーのエッジ部にはスカイバー・エッジを採用しています。
これはフリーエッジの改良型で、外国ではロールサラウンドエッジとして使用されています。
磁気回路にはNKS磁石と純度の高い鉄材を用いたポール・ヨークを採用しており、高能率化を図っています。
ボイスコイルにはロングトラベルタイプを採用しており、大振幅でも次回からボイスコイルが外れるのを防いでいます。
トゥイーターの振動板には20ミクロン厚のジュラルミンダイアフラムを採用しています。
また、ボイスコイルにアルミエッジワイズボイスコイルを採用するとともに、トゥイーターのレベルアップのために新たに結合型磁気回路を採用しています。
ホーン部には直方角型のダイキャストホーンを採用しています。
また、トゥイーターイコライザーによってダイアフラムからの音の位相のズレを調整しています。
フレーム部にはプロミネントフレームを採用しています。
このフレーム構造はキャビネットにマウントした際に不要な歪を抑える効果があります。
ネットワークを内蔵しています。
別売で8CX-50専用のバスレフ型キャビネットがありました。
機種の定格
型式 | 20cm2ウェイ同軸型スピーカー |
再生周波数帯域 | 30Hz~22kHz |
最低共振周波数(fo) | 30Hz~45Hz |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
出力音圧レベル | 100dB |
プログラム入力 | 15W |
VCインピーダンス | 16Ω |
振動系実効質量 | 12g |
Qo | 0.48(40Hz) |
磁束密度 | 低域:10,000gauss 高域:12,000gauss |
総磁束 | 低域:120,000maxwell |
重量 | 3.1kg |
別売 | 専用キャビネット B-850(¥10,200) |