CORAL BX-1000
¥19,800(1台、1969年発売)
解説
ハイパワーシリーズの3ウェイブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
従来のコーラル製品では38cmクラスのユニットに使用していた大型マグネットを用いた磁気回路と70φのボイスコイルで構成されており、ロングトラベルボイスコイルとあいまって大入力・高能率・低fo化を図っています。
中域には12cmコーン型すk−カーを搭載しています。
このユニットにはスーパージュラルミン製のドームダイアフラムを組み合わせることで中域と高域のつながりを改善しています。さらに新開発ダンパーによってよりフラットな特性を実現しています。
また、フレーム部に完全密閉構造を採用しており、ウーファーの音圧による影響を排除しています。
高域にはホーン型ツィーターを搭載しています。
このユニットにはフィルムダイアフラムを採用しており、振動系の軽量化によって25kHzまでの高域再生を実現しています。
背面には4段階切換式のトーンコントロールを搭載しています。
これはSharp、Normal(Popular)、Normal(Classic)、Softの切換ができ、部屋の状況やソースに応じた使い分けが可能です。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、外観はウォルナットのポリウレタン仕上げが施されています。
また、前面には手仕上げの組格子グリルを採用しています。
背面端子部には従来のターミナル式の端子のほかに、プラグとのワンコネクションで接続できるジャックを備えています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:12cmコーン型 高域用:ホーン型 |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 35Hz~25kHz |
最大入力 | 50W |
出力音圧レベル | 100dB/W |
クロスオーバー周波数 | 1.5kHz、7kHz |
レベルコントロール | 5段階切換式 Sharp、Normal(Popular)、Normal(Classic)、Soft |
外形寸法 | 幅329x高さ539x奥行290mm |
重量 | 13.5kg |