Chriskit Mark VI Custom
¥52,000(パーツセット、1970年代頃)
解説
桝谷英哉氏がMarkVから3年かけて設計した管球式ステレオプリアンプキット。
イコライザ段はマッキントッシュC-22と同じP-K帰還法を採用しており、さらに音質を損なうと思われる部分を取り去る事で簡潔さを追求しています。
一般的なトーンコントロールを排除し、ローブースト回路を搭載しています。
この回路は希望する周波数のみ持ち上げ、音質を損なう超低域はなだらかにカットする方式となっています。
出力段にはカソードフォロアー回路を採用しています。
シャーシ構造は2層構造となっており、電源部やプレート回路などを信号回路から遮断しています。
これによりクロストークの向上や音の濁りの排除を実現しています。
厳選したパーツを採用しています。
抵抗やスチロールコンデンサには±2%級の精密パーツを採用しています。
機種の定格
型式 | 管球式コントロールアンプ |
周波数特性 | 20Hz~35kHz |
最大許容入力 | 420mV |
最大出力電圧 | 42V |
RIAA偏差 | ±0.2dB以内 |
残留ノイズ | -120dB(入力換算) |
ハイカットフィルター | 12kHz、9kHz |
ローブースト回路 | 150Hz、100Hz |
使用真空管 | 12AX74:4本 12AU7A:2本 |
外形寸法 | 幅456x奥行170x高さ270mm |