 
		- Cello Encore
- ¥1,400,000(1988年頃) 
解説
フォノ回路を重視した設計を採り入れたコントロールアンプ。
            
            オーディオスイートで展開されたイコライザー段を継承して搭載しています。
            回路はゲイン36dBから60dBまでの3段切換えが可能となっており、そのままで低出力MCカートリッジにも対応しています。また、入力インピーダンス及び負荷容量の組合せも3種類が選択できます。
            
            6系統のライン入力系と2系統のテープ入出力を搭載しています。
            また、ライン入力にはフィッシャー端子による1系統のバランス入力も搭載しており、バランス出力を備えた機器にも対応しています。このバランス回路は低出力の機器を接続した時にも役立つよう、ゲインが0dBから+16dBまで3段に切換えられる設計となっています。
            
            出力端子は3系統装備しており、2系統はピンプラグによるアンバランス端子、残り1系統はフィッシャー端子によるバランス出力端子となっています。これらの3つの端子はパラレル接続となっており、複数のパワーアンプへの信号供給や、各種プロセッサー類の接続にも活用できます。
            
            テープ出力には専用のバッファアンプを搭載しており、接続されるテープデッキがアンプに与える影響を抑えて安定した音色を確保しています。
            
            アブソリュートフェイズの切換えは、単にL/R同時に180度の極性切換えを行うのではなく、L側だけ、R側だけといった細かい極性切換えが可能です。
            
            L/Rのバランス調整はアンプ自体のNF値を変更してゲインを切換える方式を採用しています。
            
            家庭での音楽再生用という用途を重視し、省略されがちなモードスイッチを装備しています。
            モードスイッチは5ポジションのフルモードとなっています。
            
            ボリュームコントロールには1dBステップの本格的アッテネーターを搭載しています。
            
            フラットアンプには大型パワートランジスタを採用しています。これに大電流を供給することによって回路を低インピーダンス化し、様々な機器の接続や、複雑な音楽信号に対して安定した動作を確保しています。
            
            電源部は本体シャーシと別にしたセパレート設計となっています。
			
機種の定格
| 型式 | プリアンプ | 
| 入力端子 | Phono:1系統 Line:9系統(アンバランス8、バランス1) | 
| ゲイン | Phono:36dB/47dB/60dB、3段切換え Line:20dB | 
| 入力インピーダンス | Phono:50kΩ/220pF、10kΩ/220pF、1kΩ/0.01μF Line:10kΩ | 
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz -1dB | 
| RIAA偏差 | 0.1dB以内 | 
| 出力端子 | 3系統(アンバランス2、バランス1) | 
| 出力インピーダンス | 70Ω | 
| 消費電力 | 50W(50Hz/60Hz) | 
| 外形寸法 | 本体:幅483x高さ100x奥行333mm 電源:幅240x高さ100x奥行310mm | 
| 重量 | 本体:- 電源:- | 
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