
Celestion SL6S
¥78,000(1台、1986年頃)
解説
SL-6の後継機種として登場したスピーカーシステム。
低域には15cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットにはダストキャップの無いワンピースコーンを採用しており、コーン素材にはセレッション独自のノウハウによる特殊な化学材料が使用されています。さらにダブルサスペンション方式を採用しており、大型フェライトマグネットと相まって優れた低域再生能力を獲得しています。
また、コーンエッジ部は分子結合によってコーンと緊密に結ばれており、センターからエッジまでがシームレスとなっています。
高域には3.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
振動板にはアルミニウム製のメタルドームを採用しており、振動板にボイスコイルをダイレクトにワインディングし、特殊なサスペンションの支持によって優れたレスポンスを得ています。また、ボイスコイルから発生する熱を振動板そのものがヒートシンクの役目を果たして発散することでユニット単体で140Wという優れた耐入力特性を獲得しています。
ウーファーとトゥイーターのフレームにはダイキャストフレームを採用しており、不要な共振を排除しています。
ネットワーク部は4エレメントのみというシンプルなものを採用しています。
エンクロージャーにはメダイトを採用しており、側板の不要輻射を抑えるとともに箱鳴きを低減しています。
別売りで専用に設計されたスピーカースタンドがありました。
このスタンドはオール金属製で、センターポールは2本構造となっています。組み立てた後にセンターポール内部に細石や砂を入れて使用します。
また、4本のスパイクで床にしっかりと固定ができます。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:15cmコーン型 高域用:3.5cmドーム型 |
周波数特性 | 75Hz~20kHz ±3dB 75Hz -3dB 60Hz -6dB |
出力音圧レベル | 84dB SPL/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 200W(ピーク) |
クロスオーバー周波数 | 2.8kHz |
キャビネット内容積 | 12リットル |
外形寸法 | 幅200x高さ376x奥行268mm |
重量 | 8.4kg |
付属:専用スピーカースタンド L STAND | |
外形寸法 | 幅230x高さ455x奥行280mm |
重量 | 6.5kg(充填細石含まず) |