CEC TL51ZmkII
¥150,000(2000年発売)
解説
24bit/192kHz対応のDACを搭載したベルトドライブ式CDプレイヤー。
            
            メカニズム部にはベルトドライブ方式を採用しています。
            TL51ZmkIIではスピンドルモーター部をメカニズム部シャーシから分離することでモーター自体から発生する振動や電磁ノイズを吸収・遮断しています。また、ピックアップ部を筐体の中央に配置し、その下部シャーシに特殊防振材を装着することでスピーカーからの音圧や内外部からの微振動を吸収・遮断しています。
            
            ディスクの反りや振動による影響を低減するため、300グラムの重量級スタビライザーを採用しています。
            また、低トルクのスピンドルモーターにベルトを介してスタビライザーの慣性モーメントを有効に利用しており、自らのフライホイール効果を生かすことでモーターの電流変動やサーボエラーに影響されない回転角速度の安定化を実現しています。
            
            D/A変換部にはNPC社製のD/AコンバーターSM5865CMを新たに採用しています。
            また、DAC回路の入力部に0.3nsecの超高速メモリーデバイスを設けることで実質的にジッターフリーの超高速デジタル伝送を可能にし、さらにパルシブな波形に対して発生するリンギング歪もリニアフラットフィルターの採用によって除去しています。
            I/V変換部にはパッシブタイプを採用しています。
            
            アナログ部は完全バランス構成の無帰還回路としており、シングルエンド純A級動作を実現しています。
            
            デジタル出力はコアキシャル(同軸)、オプティカル(光)に加え、AES/EBU(XLR)やCECスーパーリンクを搭載しています。
            CECスーパーリンクはSPDIF方式のエンコードを経由せずにオーディオデータやクロックデータを分離して伝送することで音質劣化を最小限におさえています。
            
            電源部はパワーサプライエンハンサーを装備した大型電源を各段独立して搭載しています。特にDAC周りはデジタル部とアナログ部を完全に分離しています。
            また、供給スピードがトランスやコンデンサーの性能に左右されない独自のタイムコンスタントアンプを採用することでノイズレベルの低減とハイスピード化を図っています。
			
機種の定格
| 型式 | CDプレイヤー | 
| ダイナミックレンジ | 117dB | 
| SN比 | 120dB | 
| オーディオ出力 | アンバランス:2Vrms(RCA) バランス:4Vrms(XLR)  | 
                
| デジタル出力 | コアキシャル(同軸) オプティカル(光) AES/EBU(XLR) CECスーパーリンク(D-Sub9pin)  | 
                
| DAC | NPC SM5865CM | 
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 11W | 
| 外形寸法 | 幅435x高さ100x奥行290mm | 
| 重量 | 10kg | 
| 付属 | スタビライザー(300g) 電源コード 多機能リモコン  | 
                
.jpg)
.jpg)
.jpg)