CEC TL51XZ
¥157,500(2004年3月発売)
解説
					ベルトドライブ方式を採用したCDプレイヤー。
					
					メカニズム部にはCEC独自のベルトドライブ方式メカニズムを採用しています。
					この方式ではディスクに回転を与えるスピンドルモーター部をメカニズム部シャーシから分離することで、モーター自体から発生する振動や電磁ノイズを根本から吸収・遮断しています。
					また、ピックアップ部を筐体の中央に配置し、その下部シャーシに特殊防振材を装着することでスピーカーからの音圧や内外部からの微振動を吸収・遮断しています。
					
					300グラムの重量級スタビライザーを最奥することで演奏時のディスクの反りや振動を極小に抑えています。
					また、低トルクのスピンドルモーターにベルトを介してスタビライザーの慣性モーメントを有効に利用しており、自らのフライホイール効果を生かしてモーターの電流変動やサーボエラーに影響されない回転角速度の安定化を達成しています。これにより通常のCDプレイヤーよりも静粛で滑らかな回転を可能としています。
					
					D/A変換部には24bit/192kHzに対応したNPC社製のSM5865CMを採用しています。
					また、DAC回路の入力部に0.3nsecの超高速メモリーデバイスを設けることで実質的にジッターフリーの超高速デジタル伝送を可能とし、さらにパルシブな波形に対して発生するリンギング歪にはリニア・フラットフィルターの採用により除去することでデジタル臭さの無い音質を実現しています。
					さらにIVコンバーターはパッシブタイプを採用しており、アナログ部については完全バランス構成の無帰還回路とし、シングルエンド純A級動作を実現しています。
					
					電源部にはパワーサプライエンハンサーを装備した大型電源を各段独立して搭載しており、静粛で安定した電源供給を実現しています。特にDAC周りはデジタル部とアナログ部を完全に分離しています。
					また、供給スピードがトランスやコンデンサーの性能に左右されない独自のタイムコンスタントアンプを採用しており、ノイズレベルの低減とハイスピード化を図っています。
					
					デジタル出力はコアキシャルとオプティカルに加え、AES/EBU(XLR)とCECスーパーリンクを搭載しています。
					CECスーパーリンクはSPDIF方式のエンコードを経由することなくオーディオデータやクロックデータを分離して伝送し、音質劣化を最小限に留めることが可能です。
					
					ワイヤレスリモコンが付属しています。
			
機種の定格
| 型式 | ベルトドライブ方式CDプレイヤー | 
| D/A変換部 | NPC SM5865CM、24bit/192kHz対応 | 
| デジタルフィルター | 8倍オーバーサンプリング | 
| 標本化周波数 | 44.1kHz | 
| 量子化ビット数 | 16bit | 
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB | 
| S/N比 | 98dB | 
| 全高調波歪率 | 0.01% | 
| ダイナミックレンジ | 90dB | 
| アナログ出力 | バランス:4Vrms(XLR) アンバランス:2Vrms(RCA)  | 
					
| デジタル出力 | Toslink:1系統 Coaxial:1系統 AES/EBU:1系統(XLR) CECスーパーリンク:1系統(D-sub 9pin)  | 
					
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 11W | 
| 外形寸法 | 幅435x高さ98x奥行296mm | 
| 重量 | 10kg | 
| 付属 | スタビライザー ACケーブル リモコン  | 
					
.jpg)
.jpg)
.jpg)