CEC TL-2X
¥250,000(1998年頃?)
解説
TL-2の改良型として開発されたCDトランスポート。
駆動モーター部もフローティングさせた強固なフローティング機構を採用しています。
従来、筐体のベースシャーシに固定されていた駆動部をラバークッションを介してフローティングする独立方式に変更しており、駆動モーター自らが発する振動やサーボノイズ、さらにベースシャーシをはじめ床を伝わる微振動をシャットアウトしています。
また、これと並行してメカニズム部シャーシをフローティングしている2重構造式サスペンションを改め、柔軟性に富むラバークッションに一本化してます。これにより内・外部に起因する微振動やサーボノイズ類の遮断効果が向上しています。
大型スタビライザーには材質自体が振動を減衰する特性を持ち、しかもホイール性に優れた樹脂系コーリアン材を新採用しています。またターンテーブルにはスピンドルの回転をディスクに正確に伝えるノンスリップ・シートを新装着しており、スタビライザーの減衰特性とあいまって信号読取ジッター値を低減しています。
高精度マスタークロック発振回路を新たに搭載しています。
この回路はデジタル出力回路の基板上に配置されており、サーボ回路より送られた信号は高速メモリーによりマスタークロックと完全同期化されて発振されます。これによりサーボ回路などの外部干渉から生じるジッター成分を除去しています。
外観は6mm厚の高剛性アルミ材を採用しており、スピーカーの音圧や外部からの振動を吸収しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | ベルトドライブ方式CDトランスポート |
デジタル出力 | オプティカル(STリンク):-16~-12.2dBm コアキシャル(RCA):0.5Vp-p/75Ω バランス(XLR<AES/EBU>):3Vp-p/110Ω |
ピックアップ駆動方式 | ベルトドライブ |
外形寸法 | 幅380x高さ105x奥行380mm |
重量 | 10kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |