
B&W 686
¥60,000(1台、2007年発売)
解説
600シリーズのセンタースピーカーシステム。
低域には13.0cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはB&W独自の黄色いウォーブン・ケブラー・コーンを採用しています。これにより一般に使用されている単一素材コーンで発生していた定在波歪を抑えています。
また、軽量で開放的なフレームを採用する事でコーン背後からの不要な反響を低減しています。
高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
B&Wのハイエンド・シリーズにも採用されているNautilusチューブローディング設計を採用しており、ドーム背後の不要な音の反射を吸収しています。振動板にはアルミダイアフラムを採用しており、ボイスコイルと強固に接着する事で高い精度の高域特性を実現しています。
磁気回路には800シリーズのツィーターに採用されているのと同様のネオジウムマグネットを採用しています。また、マグネット・ポールとエッジの材料をリファインする事で歪を抑え、より鮮明な音を実現しています。
これらの技術によってファーストオーダーフィルター(-6dB)しか必要としないツィーターを実現しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
バスレフポートにはフローポートを採用しています。このポートでは表面に無数の小さな窪みが設けられており、空気の乱流を大幅に低減しています。これによりエアーノイズを抑えています。
フロントバッフルは特殊なつや消し仕上げとしてユニットを取り付けるネジを隠す事で、より上品なデザインとしています。
また、新デザインのブラッシュド・アルミ性のダイアモンドカットロゴプレートを採用しています。
外観はライト・オーク(M)とウェンジ(MW)の2色のカラーバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・センター型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:13.0cmコーン型x2 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 45Hz~50kHz -6dB |
インピーダンス | 8Ω(最低4.3Ω) |
出力音圧レベル | 85dB SPL/2.83V/m |
クロスオーバー周波数 | 4kHz |
外形寸法 | 幅438x高さ170x奥行308mm |
重量 | 9.1kg |