
B&W DM12
¥74,000(1台、1979年発売)
解説
狭い周波数特性や悪いリニアリティなどの小型スピーカーの持つ問題点の改善を図ったスピーカーシステム。
低域には15cmコーン型ウーファーを搭載しています。
DM12では低域ユニットの選択に特に留意しており、ある一定の音圧レベルを得るためのピークtoピークの動きを計算し、そこから15cmユニットの搭載を決定しています。
高域には2.6cmドーム型ツィーターを搭載しています。
ネットワーク部の設計には801で用いられた設計技術を導入しており、最適な素子定数をコンピューターによって決定することで低歪で正確な振幅位相特性の実現を図っています。
エンクロージャーは密閉方式を採用しており、外観はウォルナット仕上げが施されています。
自動動作式のオーバーロード保護回路を搭載しています。
オーバーロード状態ではLEDが点灯し、スピーカーの入力信号を自動的に弱め、アンプのDC漏れなどからスピーカー破損を防止します。この保護回路は自動復帰型となっており、オーバーロード解除後は自動的に通常状態に戻ります。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:15cmコーン型 高域用:2.6cmドーム型 |
周波数特性 | 85Hz~20kHz ±2dB(2m) |
最低共振周波数 | 85Hz |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 85dB/W/m |
外形寸法 | 幅220x高さ355x奥行270mm |
重量 | 9.6kg |