B&W DM3
※1968年発売
¥83,000(1台、1970年頃)
解説
一般家庭でも優れた再生が可能にするため、手ごろな大きさで設計・開発されたスピーカーシステム。
低域には34x20.5cmの楕円コーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットはP2/Hモニターのものと同じユニットで、特性のガラス繊維をラミネートしてサンドイッチ状にしたコーン紙を採用しています。
高域にはドーム型トゥイーターを搭載しています。
このユニットはBBCモニターに使用されているものと同一で、非常に大きなマグネットを採用しています。
超高域にはドーム型スーパートゥイーターを搭載しています。
このユニットは14kHzから25kHzまでの再生帯域を持ち、優れた過渡特性をもって可聴範囲を超えた高音域再生を実現しています。さらに、この種のユニットで発生するダイアフラムの質量による高音域の急な減衰が起きないよう処理がされています。
ネットワーク部のコンデンサーにはポリエステル誘電体形を採用しています。
エンクロージャーは25mm厚の硬質ベニア材を使用しており、外観はウォルナット仕上げが施されています。
背面の入力端子部にレベルコントロールを搭載しています。
右側のツマミは14kHzから上の高音域をシャープに減衰させることができます。一般のHi-Fi再生ではOFFにして使用し、業務用ではONにして使用するよう推奨されていました。
左側のツマミは公称値を中心にして上下に±2.5dBずつ高音域レベルを増減できます。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:34x20.5cm楕円コーン型 高域用:ドーム型 超高域用:ドーム型 |
周波数特性 | 60Hz~14kHz ±3dB 40Hz~25kHz ±5dB |
軸上レスポンス | 40Hz~20kHzにて、60゜の角度範囲で±2dB以内 |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力レベル | 15WRMS 25W(Music) |
クロスオーバー周波数 | 3kHz、14kHz |
外形寸法 | 幅403x高さ725x奥行295mm |
重量 | 24kg |