
B&W CDM7SE
¥100,000(1台、1998年発売)
解説
Special Editionシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。
低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはペーパー/ケブラーファイバーコーンを採用しています。また、ボイスコイルの中央にダストキャップの代わりにセンターイコライザーを搭載しており、中高域の拡散性を改善することでドライブユニット間のつながりをより滑らかにしています。
中域には16.5cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットの振動板にはケブラーコンポジットコーンを採用しています。このケブラー繊維では素材の中を通っていく屈折した音波の動き方を不均一にすることで定在波を減衰させ、音の色付けを最小限に抑えています。
ウーファー同様にボイスコイルの中央にダストキャップの代わりにセンターイコライザーを搭載しています。
高域には2.6cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはメタルダイアフラムを採用しており、磁性流体によって冷却効果を高めています。
ネットワーク部はウーファー用とツィーター用を別個のボードに分けて配置しており、各回路間の相互干渉を排除しています。
ユニットレイアウトはツィーター部が独立した構造とすると共に、音が確実に同時到達するようウーファーとツィーターをリニアフェイズ配置しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、コーナーに丸みを持たせることで音波の回折を最小限に抑えています。
外観の仕上げはレッドアッシュ、ブラックアッシュ、チェリーの3種類のバリエーションがありました。
バイワイヤリングおよびバイアンプ接続に対応したスピーカーターミナルを採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型 |
ユニット | 低域用:16.5cmコーン型 中域用:16.5cmコーン型 高域用:2.6cmドーム型 |
周波数特性 | 30Hz~30kHz -6dB |
周波数レスポンス | 40Hz~20kHz ±3dB(フリーフィールド) |
指向性 | 縦方向偏差±2dB10度以上 横方向偏差±2dB40度以上 |
出力音圧レベル | 90dB/2.83V/m |
歪率 | 第2、第3高調波歪率:1%未満(45Hz~20kHz、90dB、1m) |
公称インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 150Hz、3kHz |
適合アンプ出力 | 30W~150W |
外形寸法 | 幅220x高さ370x奥行274mm |
重量 | 18.5kg |