オーディオの足跡

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CDM7NTの画像
 解説 

3ウェイのトールボーイタイプスピーカーシステム。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。 このユニットの振動板にはペーパーケブラーコーンを採用しています。大口径のマッシュルームタイプのダストキャップが特徴となっており、ダストキャップの裏側を直接ボイスコイルボビンが支える構造とすることでよりダイナミックな低域再生を可能にしています。

中域には16.5cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットの振動板にはケブラーコーンを採用することでコーンに発生する定在波の低減を図っており、さらにセンターキャップ部に弾丸型フェイジングプラグを装備することで中高域の拡散性を改善することでドライブユニット間のつながりをより滑らかにしています。

高域には2.5cmメタルドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットはノーチラス800シリーズに採用されたチューブローディングツィーターとなっており、ダイアフラムの後ろからの不要な音の放射を効果的に吸収することでより質の高い高域再生を可能にしています。

ネットワーク部はウーファー用とツィーター用フィルターを別々の基板に分けることで各回路間の相互干渉を排除しています。
また、回路素子には空芯チョークコイルとポリプロピレンフィルムコンデンサーを採用しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
CDM NTシリーズでは上部が傾斜したデザインを採用することでツィーターの露出度を高めており、音の拡がりと開放感を高めています。さらにウーファーとのタイムアライメントを揃えることでトータルでのシステムパフォーマンスを向上させています。
バスレフポートには開口部に多数の小さな窪みがあるものを採用しています。この窪みはゴルフボールの表面と同じような働きをしており、流体力学的に研究された形状と相まってポート内の気流の乱れを改善しています。

外観には天然突板仕上げが施されており、ブラックアッシュ、レッドチェリー、チェリーの3種類のバリエーションがありました。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型
ユニット 低域:16.5cmコーン型
中域:16.5cmコーン型
高域:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 30Hz~30kHz -6dB
再生周波数レスポンス 40Hz~25kHz ±3dB
公称インピーダンス 8Ω(最小4.6Ω)
感度 90dB/2.83V/1m
クロスオーバー周波数 150Hz、4kHz
パワーハンドリング(適合アンプ出力) 50W~150W(8Ω時)
外形寸法 幅220x高さ950x奥行290mm
重量 22.0kg