
B&W CDM2
価格不明(2台1組、1995年発売)
解説
CDMシリーズのコンパクトなブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットの振動板にはケブラーコンポジットコーンを採用しています。ケブラー繊維では素材の中を通っていく屈折した音波の動き方を不均一にすることで定在波を減衰させており、音の色付けを最小限に抑えています。
高域には2.6cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはメタルアロイダイアフラムを採用しています。また、磁性流体によって冷却効果を高めています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、コーナーに丸みを持たせることで音波の回折を最小限に抑えています。
外観はレッドアッシュとブラックアッシュの2種類のバリエーションがありました。
バイワイヤリングおよびバイアンプ接続に対応したスピーカーターミナルを採用しています。
カタログで掲載されたスピーカースタンドはB&W社の製品ではなく、日本では販売されていませんでした。
日本では別で専用のスピーカースタンドSA-CDMを販売していました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:16.5cmコーン型 高域用:2.6cmドーム型 |
周波数特性 | 51Hz~30kHz -6dB |
周波数レスポンス | 70Hz~20kHz ±2dB(フリーフィールド) |
指向性 | 縦方向偏差±2dB10度以上 横方向偏差±2dB40度以上 |
出力音圧レベル | 87dB/2.83V/m |
歪率 | 第2、第3高調波歪率:1%未満(100Hz~20kHz、90dB、1m) |
公称インピーダンス | 8Ω(最小4.5Ω) |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
適合アンプ出力 | 30W~120W |
外形寸法 | 幅220x高さ316x奥行242mm |
重量 | 7.0kg |
別売 | 専用スピーカースタンド SA-CDM |