オーディオの足跡

System909の画像
 解説 

独自のモジュール設計を採用したインテグレーテッドアンプ。

System909はPower909にプリアンプ部とデジタルプロセッサー部を内蔵した構成となっています。
各作動部はモジュール設計となっており、パワーアンプ、プリアンプ、デジタルプロセッサーの各部の完璧な動作を保証しています。さらに各モジュールの状況を関しするマイクロプロセッサー保護モジュールの採用によって過負荷やオーバーヒートなどのトラブルも解消しています。
また、オプションのDSPや将来的に追加されるモジュールへの対応も可能となっており、グレードアップが図れる構造となっていました。


プリアンプ部

5系統のバランス入力を搭載しています。すこれらのバランス型入力端子はXLRアダプターを使用することでアンバランス型にも対応しています。
また、テープ録音用にバランス/アンバランス型出力も搭載しています。

Phono部はMCカートリッジにも対応しており、ディップスイッチによってカートリッジの負荷値を10~1kΩの範囲で調整できます。また、入力感度も0.05~5mVの範囲で調整できます。

デジタルプロセッサー部からの信号経路はD/Aコンバーターのダイナミックレンジを維持するためにCD/Tuner/Tape入力などの前増幅段を迂回する構造となっています。
ラインレベル入力の前増幅段はブルメスター独自のX-AMP技術に基づいた設計となっています。

音量調整には誤差約1%の高精度な段階型メタル・フィルム抵抗及び金メッキを施したリレースイッチを採用しています。


デジタルプロセッサー部

デジタルプロセッサーのD/A変化部には、各チャンネルに2個ずつ合計4個の8倍オーバーサンプリング・18ビットD/Aコンバーターを採用しています。
これによりバランス型接続のメリットをデジタル領域まで拡大しています。

デジタルプロセッサー部には5系統のデジタル入力を搭載しており、DAT用として2系統の出力を搭載しています。
これらの入出力には並列設計が採用されており、全てのデジタル入出力はオプティカルと同軸のいずれにも対応しています。

32kHz、44.1kHz、48kHzの3つのサンプリング周波数に対応しており、ソースによって自動選択されます。

自動ディエンファシス機能を搭載しています。
この機能はデジタルとアナログのいずれの領域でも自由に設定できます。

デジタル・ノイズシェーパーや位相切替機能を搭載しています。

デジタルプロセッサー部のオプション回路として新開発のDSPを搭載できます。
このDSPでは従来のイコライザーとは異なり、チャンネルやコンポーネントを追加することなく、再生システムの音響特性をデジタル的に処理することができます。これによりリスニングルームのノイズレシオを最適となるようにダイナミックレンジを圧縮するコンプレッサー機能をはじめとした多彩なデジタル信号処理が可能です。


その他

専用のリモートコントロールユニットが付属しています。
音楽ソースの選択やボリューム調整のほか、DSPの処理機能を3種類まで選択できるなどの全ての操作がユニットで可能です。また、このユニットで調整されたボリュームは本体全面にデジタル表示されます。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<デジタルプロセッサー部>
デジタル入力 5系統(光/75Ω同軸)
デジタル出力 2系統(光/75Ω同軸)
アナログ出力 バランス1系統(2.5V/0dB)
サンプリング周波数 32kHz/44.1kHz/48kHz
D/Aコンバーター 8倍オーバーサンプリング・18ビットD/Aコンバーター
(4個搭載)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono MC:0.05mV~5mV/10Ω~1kΩ
Digital Modul:300mV/バランス4.5kΩ・アンバランス10kΩ
CD、Tuner、Tape:300mV/バランス4.5kΩ・アンバランス10kΩ
出力レベル/インピーダンス Tape out:500mV/バランス0.8kΩ・アンバランス1.6kΩ
<パワーアンプ部>
出力(ステレオ) 300W+300W(8Ω)
600W+600W(4Ω)
1,150W+1,150W(2Ω)
1,250W+1,250W(1Ω)
周波数特性 DC~1.2MHz -3dB
ライズタイム 1.4μsec(8Ω)
ピーク電流 65A
ダンピングファクター 1,000(1kHz)
入力感度/インピーダンス 670mV/バランス5.7kΩ・アンバランス10kΩ
<総合>
外形寸法 幅482x高さ530x奥行482mm
重量 81kg