BSR 310X
¥24,800(1970年代前半頃)
解説
オートチェンジャー機構を搭載した4スピード対応レコードプレイヤー。
ターンテーブル部には4極シンクロナスモーターを採用しています。
メカニカルキューイングを搭載しており、針を希望位置に降ろすことも、演奏の一時中断も容易に行えます。
ジャムプルーフ設計がされており、耐久性を向上させています。
例えば、アームを手で持ったまま不用意に動かすと何か連動機構に支障が行く、ロックしているものが飛んで行くなどの従来のオートプレイヤーやオートチェンジャーにありがちだった危険性が防止されています。
スピードセレクターからOFFを排除しており、演奏終了と同時に自動的にOFFいなるように設計されています。
この際、33回転や45回転のポジションに合わせたままでも内部のメカニズムは自動的にニュートラルのポジションに戻っています。これによりプーリーやリムがONの状態にあって変形をきたすなどの心配がありません。
カートリッジにはシュアー製カートリッジのM75-6Sを標準装備しています。
オートチェンジャーではレコードを何枚か載せて使う時にレコードを水平に固定するためにコントロールアームを備えています。310Xではこのアームが音溝に触れないようにクリアランスがとってあります。
手動式のアームロック機構を搭載しており、振動などでアームが飛んで針先やレコードを傷めることがありません。
アンチスケート機構を搭載しており、円錐針に対応したキャンセル量を設定できます。
キャビネットにはウォルナットキャビネットを採用しています。
機種の定格
| 型式 | レコードプレイヤー |
| <本体> | |
| モーター | 4極シンクロナスモーター |
| ワウ | 0.2%以下 |
| フラッター | 0.06%以下 |
| ターンテーブル | 25.5cmアルミダイカスト製 |
| 針圧調整範囲 | 0~6g |
| 回転数 | 16、33・1/3、45、78rpm |
| <カートリッジ部> | |
| 型名 | Shure M75-6S |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz |
| 出力電圧 | 6.2mV(5cm/sec、1kHz) |
| チャンネルセパレーション | 25dB以上(1kHz) |
| 直流抵抗 | 630Ω |
| 適正針圧 | 2.5g |
| 交換針 | N75-6M |
| <その他> | |
| 外形寸法 | 幅500x高さ195x奥行375mm |
| 付属 | オートスピンドル マニュアルスピンドル 45回転用アダプター |
.jpg)
.jpg)
