
BOZAK B-410 Classic The Concert Grand
¥720,000(1台、1974年頃)
解説
14個のスピーカーユニットを使用した大型スピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーであるB-199Aを4個搭載しています。
振動板は紙パルプとウールを配合したコーンを採用しています。また可変密度方式を採用しており、密度が中心部で最高、周辺にいくに従って小さくなる設計とすることでフラッピングや伝播波反射による干渉を防ぎ、一定の周波数レスポンスを得ています。
中域には16cmコーン型ミッドレンジであるB-209を2個搭載しています。
振動板は軽アルミを2枚の薄いネオプレンゴムのフィルムの間に挟んだ構造となっており、中心部と周辺が段状にj加工することでクリアで自然な音を実現しています。
高域には5cmコーン型ツィーターであるB-200Yを8個搭載しています。
コーンはフォームラバーの台の上におかれ、スプリアスピークや振動をダンプしています。それと同様に10kHz以上のレンジは2cmのアルミセンタードームが受け持っています。これはコーンの直径は最大再生周波数の波長より大きくなってはならないという原則に基づいています。
ネットワーク部にはN-104クロスオーバーネットワークを採用しています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
フロントバッフルには強固なつくりで十分にダンプされた4.8m3の非定形バッフルを採用しています。また、バッフルと両側の前半分、エンクロージャーの上下は3.8cmの厚さとなっています。
ミッドレンジとウーファーは完全に独立した構造となっています。
外観の仕上げには艶消しウォールナット仕上げが施されています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・14スピーカー・密閉方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型x4 中域用:16cmコーン型x2 高域用:5cmコーン型x8 |
許容入力 | 150W(MUSIC) |
再生周波数 | 28Hz~20kHz |
クロスオーバー周波数 | 400Hz、2.5kHz(6dB/oct) |
インピーダンス | 8Ω |
外形寸法 | 幅914x高さ1,320x奥行483mm |
重量 | 102kg |